7月7日といえば、皆さんおわかりですよね。そう、「ビートルズ」のリンゴ・スターの誕生日ですっ!
へ?ご存知ない…?いや、そうなんですよ…
リンゴのみならず他のメンバー達もカメラ好きだったようで、何故か全員PENTAXのカメラを持っていました。残された映像からは、彼らが(どの時期かはさておき)複数の機材を所有していたことが判ります。
ところでリンゴのPENTAXは伝説の「池ポチャ事件」でつとに一部ファンに有名なエピソードなのですが、この時の機材が何であるかは諸説あるようです。
その機材が「PENTAX SV」である、との意見もあれば否定派もあり…真っ向から反対する立場の方の論拠は、「池ポチャの際、リンゴはカメラにケーブルレリーズを繋いでいた(それもやたらと長い奴)が、PENTAX SVはセルフタイマー搭載機である」と云ったところに落ち着くのですが。よく考えてみると、相手はリンゴ・スターですからねぇ…何か深い考えがあったのかも知れませんし、ひょっとすると何も考えてないからあんな事件が起きたのかもしれません。セルフタイマーの事なんてすっかり忘れてた、とか。
たとえ「SV」であったとしても、「セルフタイマーはタイミングを取り難いからケーブルレリーズを使ってみた」とか、そんな簡単な事かも知れません。
何はともあれ、リンゴさん、74歳のお誕生日おめでとうございます。防水カメラはお持ちでしょうか?
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あぁ、そう云えば7月7日は七夕でしたね…
七夕と通常表記されますが、棚機、棚幡とも表記する場合もあります。月遅れの8月に行われる場合も多いもので、売場の先輩は「七夕が7月ってピンとこない」とのたまっておられました。8月あたまに「プレお盆」的に行われる事も多いようですね。
七夕の起源はあっさり一言では述べられるものではなく、中国伝来の面と仏教渡来以前の日本独自の信仰とさらに仏教的側面が絡み合い習合しつつ今の形になったようです。
多くの方が七夕から「織女と牽牛」の物語を思い浮かべるのではないでしょうか?
それとも願い事(世迷言)を短冊に書きつける事を思い浮かべましたか?
願い事の件は、どうも「織女様みたいに手に職つけよう!」とばかりに大昔の女子達が機織り・手芸等の上達の願いをかけたのがはじまりのようですね。
「織女と牽牛」の物語も古くから愛されていますが、「会えない男女」の切なさのイメージを古典的世界に決定付けたのはおそらく白居居の「長恨歌」でしょう。
「長恨歌」自体は玄宗皇帝と楊貴妃の悲恋を歌った漢詩ですし、七夕に関する記述もほんの少しだけなのですが、哀切極まる文句があります。
七月七日長生殿 夜半無人私語時
在天願作比翼鳥 在地願爲連理枝
天長地久有時盡 此恨綿綿無盡期
*七月七日、長生殿で二人だけで語ったこと
「天にあっては比翼の鳥となり、地にあっては連理の枝となりましょう」
天地悠久と謂えどもいつかは尽きる だがこの悲しみが尽きる時は来ない*適当意訳
これは殺害された楊貴妃が皇帝にだけ解る言葉を道士にことづけた言葉と、それを聞いた皇帝の悲しみの言葉です。
この構造は紫式部も巧みに「源氏物語」に取り入れております。「桐壷」の巻において桐壷の更衣を失った帝、そして「幻」の巻での紫の上を失った光源氏の描写、ともに「長恨歌」の影響が色濃く表れています。
同時にまた、当時の「源氏物語」の読者も当然のごとく「あぁ、あのネタですね!」と腑に落ちるような一般常識でもあったようですね。
旧暦(陰暦)では一日は必ず新月となるのですが、今年は8月2日が旧暦七夕に近い条件になるようです。日没時に出ている半月も、10時を回った頃に沈むことになります。
機会と時間がありましたら、街明りかた遠い処で天の川でも眺めてみたいものです。
ついでにお金もあったなら、Sony α7Sを買って、高感度性能任せに夜空を撮影してみたいものです…