ハッセルブラッドのエクターレンズ


ハッセルブラッドは、第二次大戦中、ドイツ軍の航空カメラに負けないものを作るという創業一族のビクターハッセルブラッドが作ったカメラですが、スウェーデンのカメラになぜ、コダックのレンズが付いたのでしょうか?実は、ハッセルブラッドは、スウェーデンにおけるコダックの輸入代理店をしていたのです。イーストマンコダック社は、海外に市場を広げることを、創業初期から熱心でした。戦前、日本にもコダックリミテッドとして銀座に会社がありました。1948年のハッセルの発表時、ツアイスからのレンズ供給は不可能に近く、ガラスの溶解も行ってレンズの自社生産を行っていた、コダックからの供給を受けたのです。その後、ツアイスからの供給を受けるようになりましたが、ズームレンズは、シュナイダーと日本(T社と云われていますが定かではありません)から供給を受けました。生産量の減少とコスト高、アナログからデジタルの変化に伴い、ハッセル社は、フィルムカメラの生産を終了し、S社からのOEM供給を受けていますが、S社もツアイスとのつながりがあり、ツアイスレンズ付のデジタルカメラになっています。


--------------------------------------------------------------------------------------------

9月度は昨年に引き続き、中判カメラのセールを行います。
皆様のご来店を、お待ち申し上げます。