1969年に発売を開始した第2世代のズミクロン35mm/2(6枚玉)。
第1世代の8枚玉が6群8枚の構成だったのに対して4群6枚の構成となっております。
また大半がカナダ製ですがドイツ製も存在し、ドイツ製を探されていらっしゃるお客様が少なからずいらっしゃいます。ライカはドイツ製が求められます。
鏡胴はブラッククロームで、このレンズ以降カメラのボディもブラックが好まれるようになったようです。
私も最初のライカ(M6)はブラッククロームでした。
このレンズはカナダ製・ドイツ製で大別する以外に、絞りリングに小さな指かけ(通称「ツノ付き」)があるものが前期、操作性を重視しツノのないものを後期と分けられています。
既に35~45年以上も前のレンズなので、残念ながら中玉にクモリがあるものが多くなってきています。
実際、使用してみると写真には影響のないものがほとんどですが、安い買い物ではありませんので二の足を踏んでしまいますね。販売する側もお客様のご判断に委ねざるを得ません。
銀座教会店を出て直ぐに目に飛び込んでくる柳です。
背景のビルとの明暗比は高いのですが、f2.8まで絞ると柳はしまってきます。日の当たっている右側のビルはややぽわぁっとした感じでデジタル用のレンズとは違う描写になります。
いつもの東京国際フォーラムでの一枚です。
アングル、画角ともに違いますがシグマのデジカメで撮ったカッチっとした写りはなく、光を窓から取り込んだような空気感を強く感じます。
美味しそうだった。いやいや、ミッキーを見つけたので撮ってみました。
耳か鼻をかじりたくなってしまいました(笑
メリークリスマス!
いろいろなヒト・モノ・コトとの出会いをつなげる「KITTE(キッテ)」
むむむぅ。どこかで聞かされ続けているフレーズによく似てる。確か昨日聞いたよ~な。
と内部の人間だけが笑える話はこれくらいにして、
1階アトリウムに飾られているツリーです。もー見られて写真を撮られた方も多いでしょうね。
まだ間に合いますよ。
全体はこんな感じです。
4階にあります「郵便局長の執務室」からの東京駅です。
ここは休憩室になっています。待ち合わせにも使われているようですね。
上から開放、f2.8、f4です。
f4まで絞るとやや硬くなりしまった写真になります。遊ぶなら開放からf2.8まででしょうね。
以前は正面から撮っていたのですが、いよいよ再開発も大詰めをむかえ駅前の開発が始まり殺風景感が強まりますので、撮影場所を今月からKITTEガーデン(屋上庭園)に変更しました。
JPタワーを仰ぎ見ての撮影です。
線の強さを感じるものの、空をビルの線で切り取った鋭さは感じられません。硬くもあり軟らかくもある、そんなレンズですね。
KITTEガーデンから撮った夕景です。って、こんな時間にランチとは・・・orz
ビルの日が当たっている部分と日陰の部分。共に鮮明な描写をしたことに驚いています。
飛びすぎず、つぶれない。デジタル用レンズとはちょっと違うメリハリ。欲しいかも、と一瞬気が緩んでしまいました(笑
あぶないあぶない。
KITTEを後にしての開放チェック。
特に驚きはありません。このくらいボケるだろうなーと単焦点ならではの想定内の描写でした。
東京国際フォーラムに映り込むビルを撮りました。
灯りです。
8枚玉のような独特な描写はしてはくれませんが、光が当たった壁の質感を損なうことなく描写してくれています。
HDRを使うと壁にプラスチック感が出て味気がなくなってしまうので、オールドレンズは素のまま使うに限ります。
フォーラム最後の1枚は、PCのモニターから2,3m位離れて見て下さい。
枝の1本1本が背景に溶けること無く描写されており、ビルの小ボケが立体感を増してくれます。
有楽町の駅前広場です。
この写真もモニターから離れて見て頂くと立体感がでてきます。
暮れゆく1日を撮りました。
今回で2014年の試写は終了です。
ライカLとMレンズ中心となってしまいましたが、来年はレンズの選択肢を広げていきます。
クリスマスが過ぎますと新年を迎える準備になります。
2014年は皆様にとってどのような年でしたでしょうか。お時間のあるときに1年分の写真をまとめて見るのも面白いです。
また2014年に撮った写真でアルバムを作ってみては如何でしょうか。
レモン社はじめナニワグループ各店では、大切な思い出を1枚のDVDに収めるサービスをご提供しております。
ご興味のある方はお近くの店舗へお問い合わせ下さい。
それでは、よいお年をお迎え下さい。