今回はメーカー修理終了が間近に迫ってきたコンタックスのレンズです。
私はコンタックスは1度手放してライカを購入し、再度、コンタックスを集めました。
残念ながら1度目も2度目もディスタゴン35mm/1.4MMは経済的理由と貯蓄的理由から買えませんでした。
コンデジやスマホも広角24mm時代なので35mmは狭く感じられるかも知れませんが、初めての単焦点広角レンズは35mmをオススメいたします。
コンタックスの人気、魅力はどこにあるんでしょうか。
私の場合、コンタックスは解像力よりも階調で仕上げてくるシャープさがあり、またそこに柔らかさもある。そこに魅力を感じます。
ディスタゴンはエルハルト・グラッツェル博士により開発された逆望遠型の広角レンズ群の名称で、ビオゴンと違いバックフォーカスが長いのでミラーやセンサー周辺の部材の干渉を受け難くいのが特長です。
ボディはキヤノンEOS5Dです。重量感はRTS3と同様なので、持ち運びは苦になるものの撮影時は非常に安定感がありました。
いつもの柳ですが、たまにはアングルを変えて(笑
カッチリ感はデジタル専用レンズほどありませんが、描写的に問題はありません。
中間絞りでの撮影でも開放F1.4となると背景はボケます。
上からF1.4、F2.8、F5.6の写真です。
東京国際フォーラムではまったく気付かなかった周辺光量落ちですが、「周辺光量落ちがある」と言うほどではありませんがやはり落ちています。
広角レンズなので致し方なし。
曇天なので他のレンズと比較し難いところはありますが、先に述べた通り、解像力だけがレンズの全てではないと思います。
室内の写真です。
レンジファインダーのレンズと違い被写体に寄れるので、背景のボケは大きくなります。
右の建物が完全につぶれることなく、重なる雲の明暗。このレンズ好きです(笑
ピントを前に置いて光をぼかし壁の質感を撮りました。
自然な描写で写真的な感じです。
枝先を見ると解像力はやはり日本のメーカーが・・・。
おまけです。
撮り終えて、よく写るレンズとだと思いました。夕景、夜景での描写も楽しみたいレンズで、所有欲をそそられます。
「買ってし魔王」の降臨を防ぐための十字架です。
レモン社ではコンタックスレンズが品薄になってしまいました。松屋中古市前後で売れてしまったからです。
これから試したい方も、手放したい方も歓迎致します。
手にとって確かめたい方は銀座店へ、遠方の方、お時間のない方、確認するまでもなく商品をご存じの方はオンラインショップでもお求め頂けます。
レンズ仕様
- レンズ構成:8群9枚
- 最短撮影距離:0.3m
- フィルター径:67mm
- 絞り羽根:8枚
- 重量600g
- レンズ最大径70mmX長さ76mm
試写・お散歩担当:いりえ
商品情報
- PLU:2111011743140
- 商品名:中古 コンタックス ディスタゴン35/1.4 MMJ
- ランク:AB+
- 付属品:FRキャップ
- 売 価:122,000円(税込)