「富士山には月見草がよく似合う」は太宰の名言ですが、PENTAX QシリーズにはDマウントレンズがよく似合います。と云うか、事実上Dマウントレンズを活用できるカメラは他にありませんが・・・
マウントアダプターを使えば殆どのレンズを活用できますが、ボディサイズ的にはD&Cマウントレンズがベストでしょう。
本来レンズは「良く写る」に越したことはないのですが、オールドレンズの中でも特に「別にきちんと写らなくたって腹も立たない」のがQ+Dマウントレンズの愉楽だったりします。
例えばシネラプター13mm/1.9。古い物ですから当然個体差は大きいと思いますが、まずは開放・無限近辺で撮影すると・・・
白いビルに合焦。画面周辺の緩さがDマウントレンズの「味」の一つですが、F5.6まで絞ってみると・・・
ちょっぴりシャープになりましたけど。Qシリーズのセンサーサイズは8ミリ判より大きいので、周辺部の画質を云々するのも酷というものですね。
ところでやはりシネレンズであるCマウントレンズ(こちらは16ミリ判)であれば、周辺までキッチリ写せるのかな?なんて思い付きまして、ちょっと試してみました。出場選手はDマウントから「ヤシノン38mm/1.4」、Cマウントから「シネエクター35mm/1.4Ⅱ」です。まずはDマウントから。
これまた結構緩くなっています。面白いんですが、一つ難を云うと「開放付近では画面中央付近に主題を置かないと作画が難しい」という事。それでもF5.6まで絞ると・・・
それでは今度はCマウントの結果をば。こちらもF2でテストです。
今度はF5.6で。期待できそうな予感♪
こんな具合です。グルグルぼけを楽しむならDマウント、周辺まで均質な画質が欲しければCマウント、と云った使い分けができそうです。
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