前回は特殊なレンズを試写しましたが、今回はコンデジにも搭載されている24mmのレンズを試しました。
使用したボディはD600です。
24mmで収まりのいい場所を考えたとき、真っ先に旧岩崎邸の洋館が浮かびました。
※引きがあるので28mmでも撮影できます
但し、室内の撮影が禁止されていますので、ご注意下さい。
今回は(も)、室内または夜景の写真が撮れなかったことは、大きな反省の材料となしました。
勤務時間内での試写には限界があります(笑
- 金属製の鏡筒は価格に見合うしっかりとした作りです。
- ピント合わせはリアフォーカスでレンズの全長は変化はなし。
- AFはほとんど無音で、フルタイムマニュアルフォーカスが可能。
- AFは実写では十分な速さを備えているものの特筆すべき速度ではない。
- AF精度は特に問題なし。
ISOオートから100に固定して撮影。高感度のノイズの出方は確かめようがありませんが、1度のテストで全ては網羅できないので、今回はパスしました。
空の階調を重視しての撮影。洋館の左側の色のにごり方はごく自然な感じで、HDRをONにすれば再現力がより発揮されたと思います。
洋館の裏側のテラス。
写真は光と影。開放より2段絞ったところでもシャープな写りで大きく重い点を甘受できれば常用レンズに成り得る高性能さ。
一般的に本レンズはF5.6以上に絞れば周辺光陵落ちが目立たないとの評価ですが、今回は撮影条件にもよるのでしょうがF2.8でも周辺光陵落ちは気になりませんでした。
開放での撮影では周辺に甘さが残ると聞いていたのですが、気にすることではないように感じます。
撮影枚数が少なかったので、近くの湯島天満宮にお邪魔しました。
好みの問題ですが、ボケはトロトロに溶けるわけでもなく、程よい印象です。
露出1オーバー気味に撮り石の質感を損ねてしまいましたが、木の幹・枝、それに葉の発色など、全体的に露出オーバーにも強い感じがします。それはボディの恩恵なのでしょうか?
最後は横に広い写真を不忍池で撮っておしまいです。
[商品仕様]
- 型式:ニコンFマウントCPU内蔵Gタイプ、AF-Sレンズ
- 焦点距離:24mm
- 最大口径比:1:1.4
- レンズ構成:10群12枚(EDレンズ2枚、非球面レンズ2枚、ナノクリスタルコート)
- 画角:84°(35mm判一眼レフカメラ、FXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ)
61°(DXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ)
DXフォーマットデジタル一眼レフカメラ装着時:
36mmレンズの画角に相当(FXフォーマット/35mm判換算) - 撮影距離情報:カメラへの撮影距離情報を出力可能
- ピント合わせ:RF(リアフォーカス)方式、超音波モーターによるオートフォーカス、マニュアルフォーカス可能
- 撮影距離目盛:∞~0.25m、0.82ft(併記)
- 最短撮影距離:0.25m
- 最大撮影倍率:1/5.6倍
- 絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
- 絞り方式:自動絞り
- 最大絞り:f/1.4
- 最小絞り:f/16
- 測光方式:開放測光
- アタッチメントサイズ(フィルターサイズ):77mm(P=0.75mm)
- マウントアダプターFT1適否:AF駆動可
- 寸法:約83mm(最大径)×88.5mm(バヨネットマウント基準面からレンズ先端まで)
- 質量:約620g