今回は富士フイルムのレンズ交換式ミラーレス機の中核を担うX-E2をちょっと試めしました。使用したレンズはパンケーキレンズXF27mmF2.8です。
X-E2は外観こそ従来機X-E1を踏襲していますが、根本からブラッシュアップが施されています。
まず、イメージセンサーと画像エンジンはX100Sと同等。1,630万画素APS-CサイズのX-Trans CMOS IIセンサーを採用。既存のXシリーズと同様、ローパスレス仕様の解像感を重視したイメージセンサーに変更されています。
操作性も変更されています。
露出補正ダイヤルは±3EVまで調節可能になり、シャッタースピードダイヤルは「A」の前後にスペースを設け、独立性を高めています。従来ひとつのボタンに割り当てられていたAE-L/AF-Lは、それぞれ独立したボタンに変更になっています。
また、AFボタンを十字カーソルの下ボタンに割り当てて操作性が向上されています。これはファインダーを覗きながらも操作し易くAFポイントの移動が容易でした。
形は似ているものの、全くの別物と言っていいと思います。
F4、F4.5、F8でピント合致部の解像度の高さにほとんど差が出ていません。
これは点像復元処理が搭載されているので、絞り込むと回折現象によって解像感が甘くなることを回折発生前のシャープな像に復元するという機能によるものと思います。
これにより全絞り値でシャープな画像が得られます。
と言いながらも開放は別かも知れません。
続いてフィルムシミュレーション。
ASTIAって何?という時代になってきましたが、フィルム全盛時には被写体や天候により使用フィルムを替えたものです。
赤の発色や緑のボケ具合、階調などフィルムには特性がありました。
それをデジタルになっても選べるのはうれしい限りです。
富士フイルムは「緑」のイメージが今でも残っています。デジタルになっても色鮮やかな緑に、何故かほっと一安心してしまいます。
アスペクト比は3種類です。
16:9、3:2、1:1です。上記はinstagram用に撮影しました。
手持ちでも夕景は楽に撮れます。
最後はソフトフィルターで迎賓館。
気に入ったフィルターが見つかれば、とことん使い込むのも面白いですね。
レモン社では9月に富士フイルムのセミナー開催予定(内田ユキオ先生)です。
詳細が決まり次第、ご案内差し上げます。是非、ご参加下さい。
?担当:いりえ
FUJIFILM X-E2 : 主な仕様