今回は35mm判換算で34mm相当のスナップ撮影に最適な、使いやすい焦点距離の広角パンケーキレンズのオリンパスM.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8(M4/3用)です。
どのボディと組み合わせても違和感なく使えるレンズです。
今回はオリンパスOM-D E-M5を使用しました。
強い日差しでF8.0に絞り込んでもゴーストが発生してしまいましたがハレーションの発生が抑えられています。
露出補正+2.3にしても白飛びが認められません。これはボディの恩恵かも知れませんが。描写力に優れています。
近未来感を出すためにオーバーで撮影。
2枚とも露出補正+1.3。上はF2.8で下はF16ですが、F16にすると回折現象で解像力が低下してしまいます。
焦点距離にもよりますが35mmフルサイズでF11で顕著になりだす回折現象。M4/3だとより一層顕著になってしまうので、絞り込み過ぎは注意が必要ですがシャープネスの処理で緩和はされると思います。
また、大伸ばしをしないのならパンフォーカス効果の方が有効となりますので、成果物次第といったところです。
中間絞りのF5.6で撮影。
しっかりとした写りで、無難に撮りたいならF5.6かF8かも知れません。
撮影後、カメラのエディット機能をお借りしました。
20cmまで寄れるので、ちょっとしたテーブル・マクロ撮影ができます。
暑いので散歩は隣町の人形町。35mm判換算で34mm相当なのでスナップ向きであることに間違いはありません。単焦点レンズ1本でぶらっと散歩のお供に如何でしょうか。
狭い路地が多い人形町では切り取る作業を行うのに35mm相当が使いやすかったです。28mm相当の場合はもっと被写体に寄る必要があり、それはそれで楽しいものがありますが、スナップ写真の撮り初めは35mm相当から始めるといいかも知れません。
担当:いりえ
焦点距離 | 17mm(35mm判換算34mm相当) |
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最大口径比/最小口径比 | F2.8/F22 |
レンズ構成 | 4群6枚(非球面レンズ1枚) |
画角 | 65° |
最短撮影距離 | 0.2m |
最大撮影倍率 | 0.11倍(35mm判換算 0.22倍相当) |
最近接撮影範囲 | 158.3 x 118.2mm |
絞り羽枚数 | 5枚(円形絞り) |
フィルターサイズ | O37mm |
マウント規格 | マイクロフォーサーズシステム規格 |
大きさ 最大径×長さ | O57mm x 22mm |
質量 | 71g |