前回までは、メーカー、製品などの紹介をしてきましたが、今回は新品と中古とのどちらかの万年筆の購入をお考えの方に、初心的な内容ですがアドバイスさせていただきます。まず新品ですが、もちろん付属品が揃いメーカー保証も2年から長いと永久保証というメーカーもあります。ただし、落下、ショック品、使用方法の違いは対象にはなりません。また中古は保証が長くても販売店保証が半年で、保証無しも存在します。
ペン先は新品の場合、購入直後は少し引っかかるという方も中にはいますが、この場合は職人さんなどにペン先調整に出せばほぼ改善できると思います。ですが中古(とくにアンティーク)となると、オーナーの癖、インクフローの調整、そして古いパーツが手に入らないと修理不能という可能性もでてきます。
ただ一般的には海外製品の本国送りの修理にならなければ、カメラの修理と比べて費用が安い事がほとんどです。
という事で、最初の1本の万年筆は新品、もしくは新品同様の中古の購入をお勧めします。
そしてこの万年筆を長く大切に使う為には、使用後はインクを抜き、洗浄して保管する事が大事です。
レモン社は万年筆の取扱いが銀座教会堂店のみですが、ご来店お待ち申し上げます。
店内奥の面の新品のショーケースです。ペリカン、パイロットなど
こちらは中古、委託品のショーケース。モンブラン、ペリカン