【レビュー】東京 de OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8

レモン社としてオリンパスの商品レビューは、今回で最後となります。

最後となりましたM.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8はポートレート撮影をはじめ、スタジオ撮影、舞台、屋内スポーツの撮影などに最適な焦点距離150mm相当(35mm判換算)の単焦点中望遠レンズです。

レンズ表面には反射防止コーディング“ZEROコーティング”を施すことで、ゴーストやフレアの発生を極限まで低減させているようです。

日差しが強いときに開放で撮りますと、ピントが合ったとことから離れれば離れるほど、トロトロに溶けてしまいますね。

1/640 F1.8 +0.7 75mm WB:AUTO ISO200

1/640 F1.8 +1.0 75mm WB:AUTO ISO200


主題(かき氷の暖簾)の後方はボケが少ないのですが、前ボケを活かすことは可能です。
思いっきり寄ってしまえばいいんです。

1/160 F2.2 75mm WB:AUTO ISO400


夏に鯛焼き?
人形町・柳屋さんの鯛焼きです。手前にピントを合わせ、被写体との距離を考えれば十分ボケてくれます。

1/500 F2.8 -0.3 75mm WB:AUTO ISO200


Vividにしても派手な発色ではなく、どことなくオールドレンズのような描写をしてくれます。

1/200 F4.0 75mm WB:AUTO ISO200

1/160 F4.0 -1.0 75mm WB:AUTO ISO640

 

最短撮影距離が0.84mですと、マクロレンズ的な使用も可能となります。

1/1600 F1.8 75mm WB:AUTO ISO200


流石に小さなカフェ撮りは難しい焦点距離です。お客様が少ない時にオーナーに撮影を申し出て撮影を許可して頂きました。
みのりカフェでの1枚です。非常に柔らかいボケです。

1/160 F2.8 -1.3 75mm WB:AUTO ISO400


35mm判換算で150mm相当なので、真っ正面から東京駅を撮影しました。
素データでは左右に腰掛けている人がはっきりと認識できます。非常に解像力のあるレンズです。

6.80" F8.0 75mm WB:AUTO ISO200


最後はデジタル・テレコン(35mm判換算300mm相当)を使用して東京タワーを画面一杯に収めました。
隅田川左岸から臨む東京タワー。何度となく目にしていますが、ここからは障害物も少なくキレイに見られるビューポイントです。

通常撮影(150mm相当)とデジタルテレコン(300mm相当)使用の比較



焦点距離 75mm(35mm判換算 150mm相当)
最大口径比/最小口径比 F1.8/F22
レンズ構成 9群10枚(EDレンズ3枚、HRレンズ2枚)
画角 16°
AF方式 ハイスピードイメージャAF(MSC)
最短撮影距離 0.84m
最大撮影倍率 0.1倍(35mm判換算 0.2倍相当)
最近接撮影範囲 173×130mm
絞り羽枚数 9枚(円形絞り)
フィルターサイズ O58mm
マウント規格 マイクロフォーサーズシステム規格
大きさ 最大径×長さ O64 x 69mm
質量 305g
主な同梱品 レンズキャップ LC-58E、レンズリアキャップ LR-2、取扱説明書、保証書

今回、オリンパスの優秀な製品を、長期間に渡りお借りしました。ブログ担当者も余裕をもって撮影に望むことができ、大変助かりました。
この場をお借りして、ご協力頂きましたオリンパスイメージング様にお礼を申し上げます。
ありがとうございます。