先日7月31日、ブルームーンと呼ばれる現象が起きました。別に月が真っ青になるワケでもなく、1カ月に2回満月が見られる、といった現象の事です。まぁ、折角なのでお月様を撮ってみました。
店頭でもしばしば初心者さんから「月ってどれくらいのレンズなら大きく撮れますか?」なんて聞かれる事がありましたが、なんとなく今回答えが出ました。
E-M5は35判換算で2倍計算となりますので、New FD300mmを使うと600mm相当、テレコン2xで更に倍で約1200mm、この装備でデジタルテレコン機能併用で・・・都合、合成焦点約2400mmとなりました。
この焦点距離になると、GITZO2型程度の脚周りではピント合わせだけでカメラがブレます・・・
おまけに、お月様はファインダー内を結構な速さで移動していきます。上の写真も、恥ずかしながらセンターがズレていますよね。アングルを決めてピントを合わせてカメラのブレが収まって・・・その頃にはお月様がとっくに画面中央から離れていくので、ある程度先行きを見越してセッティングしたつもりですが、そもそもアップ過ぎてフレーミングにゆとりがありません。とはいえ、デジタルテレコンを併用しなかったカットでは(1200mm相当)ちょっとお月様も小振りに見えてしまいます。
そんなワケで、お月様のアップ、多分1500~2000mm程度で撮るのが良さそうですね。
今年もそろそろペルセウス座流星群の季節がやって来ます。今回は月の影響も少なさそうです。高感度特性に秀でた機材をお持ちの方は、夜空を眺めながらバルブ撮影、なんてのもアリですね。
ただし、昨今の蚊は油断なりませんので、どうかデング対策をお忘れなく!