FUJIFILM「Xシリーズスペシャルセミナー」開催しました。

ここ数日雨模様の日が続き、あまつさえ今朝は地震で目が醒める・・・そんな9月12日、レモン社銀座店の下にある6F会議室にて、内田ユキオ先生を講師にお招きしまして「FUJIFILM? X-Series Special Seminar」を富士フイルムさん協賛で開催いたしました。雨だったらどうしよう・・・なんて懸念は杞憂となり、程良く雲がある程度の撮影日和となりました。

まずは座学から。どなたでも気軽に質問できる雰囲気で進行。

今回は一般的にスナップ撮影向きと思われるXF18mmF2を参加者分だけ富士フィルムさんが用意してくださいましたが、他にもXF16mm、XF56mm等々主要な単焦点レンズを殆どすべてた~っぷりと確保してくださった太っ腹ぶりに感謝!です。

Xシリーズの魅力はとても一言では言い尽くせませんが、今回はやはり「フィルムシミュレーションモード」を座学で、内田先生の作例を拝見しながら勉強し、また各レンズの特性も教えていただきました。

座学とは云え、そこはXシリーズの歴史に立ち会い続けてきた内田先生のお話でして、軽妙・的確・フレンドリーな雰囲気の内に、座学の部は進みました。

取り囲まれる内田先生。皆様積極的です。

よく晴れた明るい日ではありましたが、先生からのアドバイスで「電子シャッターも使用することで大口径レンズを絞り開放で攻めることも可能になる」・・・う~ん、フィルムカメラならNDフィルターでも使わないと駄目なところでしたけど。
そして皆様お好みのレンズを手にしていよいよ撮影です。機材チェックしていますと、XF56mmF1.2Rが一番人気(参加者の4割)で、続いてXF16mm・35mm・90mmが同率の人気となりました。

即座に思い思いに銀座の街へと散って行く・・・とも限らず、内田先生から撮影のヒント・チャンスの狙い方等々伺いつつ、しばし街を徘徊し・・・そこから本格的に撮影スタート!となりました。

この先に見える光景を、後ほど見事に切り取った受講者さんがいらっしゃいました。

今回お話を伺いつつ、改めて「スナップって瞬間芸だけじゃ駄目なんだよなぁ」と実感しました。ベストになるタイミングを待つのもテクの内なんですよねぇ・・・その辺、ちょいと堪え性の無い私は猛省します。せめて今日くらいは。

撮影時のマナーも大切ですね。

撮影時間は約1時間半ばかりでしたが、皆様に各自「上位2カット」を選んでいただいて、今度はプロジェクターで作品を見ながら内田先生の講評タイム。これが何とまぁ力作揃いで、私、軽くビビりました。皆様お見事様です。何よりも皆様、楽しく写真を撮っていただけたようで、限られた時間内に限られたエリアで撮影したにも関わらず個性とセンスの光る作品のオンパレードとなりました。

Xマウント機では焦点距離がフルサイズ換算で1.5倍となりますが、結果的に半分以上の方が長めのレンズでのスナップとなりました。はい、スナップ撮影にはこのレンズだ、なんて云うのは、皆様の個性とセンスが決める事なんですね。そう云えば比較的初心者と思われる女性がXF16mmで鮮やかな作品を撮り上げていました・・・恐るべし!

どんな写真が良い写真か、と聞かれれば私個人は「撮った時楽しかった写真」程度の事しか云えませんが、その中にも「比較的満足」「おやおや、やっぱりいかんなぁ」等々の写真があります。
今回内田先生が仰った「ベストショットを撮る為の準備」、成功と失敗の繰り返しをこれからも楽しんで行きたいと感じさせて下さるセミナーだった、と参加して下さった皆様もお感じいただければ幸いです。

今回は内田ユキオ先生、お忙しい中ご参加下さった皆様、ガッツリ機材を用意してくださった富士フィルム様、本当にありがとうございます。