丸の内 de ズミクロンM5cm/2(沈胴)

F5.6

今回はライカの雄、ズミクロンM5cm/2を試写しました。と、言っても沈胴型です。
沈胴で光学的に状態のいいものは、かなり少なくなってきました。売り手が言うのも変ですが、少々の瑕疵は目をつぶってお求め頂いた方がいいと思います。ライカM9-Pを使いました。

F5.6

オールドレンズの中では解像度はピカイチですが、現代のレンズとは比べてはいけません。やや眠さがあります。

F4

暗部の描写は好みによりますが、忠実に再現してくれています。

F8

F8まで絞り込むとカチッとした描写ですが、太陽周辺のグラデーションに柔らかさが感じられます。

F2.8

今回は人が少なかったので、少し引いての撮影を行いました。お蔭で、空気感を映し込むことができたかと思います。

F2

F5.6

F11

カメラ側で画像の最適化が行われるのでしょうね。開放でも眠い描写にはなりません。
また、F5.6とF11も大きな違いがありませんので、ISOを自由に設定できるデジタルですが、手振補正がありませんので、絞りを開いて撮ってもいいと思います。

F11

思った以上に周辺の光量落ちがありません。これはスゴいです。

F2

最後は開放での一枚。レンジファインダーのサガで寄れませんが、前ボケを生かせばその欠点を十分に補ってくれます。