今回はコシナ製のフォクトレンダー ノクトン50mm F1.1のレビューです。
ボディはソニーのα7を、マウントアダプターを介して使用しました。マウントアダプターはマクロ機能付きのものを使用しました。
これにより最短撮影距離が1.0mより、かなり近づきましたので、レンジファインダー用のレンズでも一眼レフのレンズのように取り扱うことが出来ました。
最初の1枚に撮影している柳は、リムジンバスの停車により阻まれてしまいました。
適度な暗部により距離感・立体感が生まれデジタルでも写真らしい絵が撮れます。
遠くにある小さな点光源ですが、キレイな円形ボケを見せてくれています。
レビューした日はご覧の通りの曇天でした。雲のグラデーションもキレイに表現されています。
うっすらと見える青空も、極く自然な描写で違和感を覚えません。
大きく拡大して見るとF5.6でも周辺に若干の流れがありますが、L判のプリントやモニターで鑑賞する程度の大きさなら解放から全絞りで使用してもいい高レベルの描写です。
四隅に蹴られが生じました。これはマウントアダプターの影響でしょうか。フードを外して撮影しています。
解放で最短撮影距離付近ので一枚(上段)と、マクロ機能で更に寄っての一枚(下段)です。
F1.1でのマクロの世界は魅力ありますよ。
本ブログ掲載前に、レビューしました商品は完売致しました。
何とぞ、ご容赦下さい。
[商品仕様]
- 焦点距離:50mm
- 口径比:1:1.1
- 最小絞り:F16
- レンズ構成:6群7枚
- 画角: 45.9°
- 絞り羽根枚数:10枚
- 最短撮影距離:1.0m
- 距離計連動範囲:∞~1.0m
- 最大径×全長:φ69.6×57.2mm(フード除く)
- フィルターサイズ:φ58mm
- 重量:428g
- レンズフード: 標準フード付き/LH-7(別売)