ニコンAF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRを試写しました

今回はニコンのAF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRの商品レビューです。
レンズキットに使用されたレンズです。ブログ掲載時に旧製品(型落ち)と記しましたが、誤りであることが判明しましたので、2015/11/14に訂正致します。

DXフォーマットで18-55mmはFXフォーマット(35mm換算で27-82.5mm)は、最初のレンズ選択に適しています。
但し、コンデジでも24mmが普通に装備されていますので、広さが足りなく感じるかもしれません。

絞り優先 24mm 1/160 F9 ISO200 -0.7 WB:AUTO with D600 撮影地:隅田川

カメラ側に歪み補正機能がありますので、その機能を使って撮影しました。
その甲斐あってか、歪みのない自然な描写でした。

絞り優先 18mm 1/500 F5 ISO200 +0.7 WB:電灯 with D600 撮影地:隅田川

スケッチ

隅田川はボランティアの方々に支えられキレイな花が咲いていますが、流石に見納めが近づいていて被写体探しに苦労しました。
絞りF5で空も適度にボケて主題を浮かび上がらせてくれます。
大口径レンズと比較すると物足りなさは否めませんが、最初の1本では十分楽しめる範疇と判断致します。

絞り優先 55mm 1/1250 F5.6 ISO200 -0.3 WB:電灯 with D600 撮影地:隅田川

?テレ側55mm(35mm換算82.5mm)は自然の中では長さが足りませんが、街中の散歩、スナップでは十分な長さです。

絞り優先 45mm 1/3200 F5.3 ISO200 -1.7 WB:電灯 with D600 撮影地:隅田川

使い慣れていない45mm(35mm換算67.5mm)はトリム用と割り切ってしまえば簡単。
たまたま、隅田川の川幅にぴったりでした。

絞り優先 35mm 1/160 F5 ISO200 +0.3 WB:晴天 with D600 撮影地:隅田川

開放F3.5ではトロトロに背景がボケることはないので、中間絞りで試写しました。
右から二本目にピンを置きますと、手前と三本目が適度にボケて、目が自然とピントのあった主題に向きます。

絞り優先 45mm 1/320 F9 ISO200 -0.3 WB:晴天 with D600 撮影地:隅田川

周辺光量落ちが認められます。やや目立つ方ですが、許容範囲だと思います。

絞り優先 45mm 1/500 F5.3 ISO200 -1.3 WB:晴天 with D600 撮影地:隅田川

塗り絵

日陰の階段もつぶれることなく描写されています。

撮影を通じて、解像度のいいレンズと判断致します。
広角域から中望遠域までの画角範囲をカバーする約3.1倍の、標準ズームレンズです。VR機構(手ブレ補正効果3.0段※CIPA規格準拠)搭載でも約265gの軽量・コンパクトさを生かすには4桁のボディーがお似合いだと思います。


[商品仕様]


型式 ニコンFマウントCPU内蔵Gタイプ、AF-S DXズームレンズ
焦点距離 18mm-55mm
最大口径比 1:3.5-5.6
レンズ構成 8群11枚(非球面レンズ1枚)
画角 76°-28°50′(DXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ)
FXフォーマット/35mm判換算:27mm-82.5mmレンズの画角に相当
焦点距離目盛 18、24、35、45、55mm
撮影距離情報 カメラへの撮影距離情報を出力可能
ズーミング ズームリングによる回転式
ピント合わせ 超音波モーターによるオートフォーカス、マニュアルフォーカス可能
手ブレ補正 ボイスコイルモーター(VCM)によるレンズシフト方式
手ブレ補正効果:3.0段※CIPA規格準拠
VRモード:NORMAL
三脚使用時ブレ補正:無し
最短撮影距離 0.28m(ズーム全域)
最大撮影倍率 0.31倍
絞り羽根枚数 7枚(円形絞り)
絞り方式 自動絞り
最大絞り 焦点距離18mm時:f/3.5
焦点距離55mm時:f/5.6
最小絞り 焦点距離18mm時:f/22
焦点距離55mm時:f/36
測光方式 開放測光
アタッチメントサイズ(フィルターサイズ) 52mm(P=0.75mm)
マウントアダプターFT1適否 AF駆動可
寸法 約73mm(最大径)×79.5mm(バヨネットマウント基準面からレンズ先端まで)
質量 約265g
付属品 ・52mmスプリング式レンズキャップ LC-52