今回の商品レビューはキヤノンEF-M22mm F2 STMです。
商品の特長としては厚さわずか23.7mm(電源OFF時)、重さ約105gと携帯性に優れ、スナップ写真などに適しています。
また開放F2と明るいので光量の少ない夕暮れや室内など、さまざまなシーンで活躍できそうで、7枚羽根の円形絞りによる丸く美しいボケ味も特長の一つです。
フローティングフォーカス(近距離収差補正機構)採用により、至近の画質向上と、最短撮影距離0.15m・最大撮影倍率0.21倍を実現、マクロ的な表現も魅力です。
オートフォーカスの後、フルタイムマニュアルフォーカス機構が搭載されていて便利です。?
?レビューにはEOS M3を使用しました。
APS-Cサイズと言うこともありボケの量は少なく、溶けない感じは好みの分かれるところです。
周辺光量落ちはF5.6で気にならなくなりました。開放ではオールドレンズを思わせるような感じの写りとなります。
太陽をまともに画面に入れて撮影すると白飛びが激しく、ゴーストの発生さえ飛んでしまいがちだったため、木漏れ日を利用して逆光で撮影しました。
以下は、スナップ写真です。
?開放でエッジの効いた写真です。3枚目はMFでないと撮影できませんでした(ボディの性能ですが)。MFではヘリコイドの回す方向に戸惑いが生じます。慣れればなんの問題もないのでしょうが。
?F2.8ではビルの反射光(1枚目)、逆光(2枚目)には弱い感じが否めないという印象です。
?F4が一番安定した写りと感じます。
F5.6はピンを奥に置けば安定し、近接側に置くと遠景側が程よくボケて遠近感が生まれます。
但し、個人的にはキレイなボケとは感じません。
?F8、F11は共にアンダー気味に撮影しています。曇っていた割にはコントラストが高く、露出を補正せずにカメラ任せにすると空が飛んでしまうため、青空を意識してのアンダー目の撮影です。
撮影を終えての感想ですが、まだキヤノンさんは本気を出していないなって感じがします。マウントアダプターでフルサイズのレンズを使って下さいというような感じです。
2015年最後の写真は自分が気に入っている場所での撮影です。?
?担当:いりえ(B1)
[基本情報]
- 型番EF-M222STM
- 商品コード5985B001AA
- JANコード4960999-841120
- 希望小売価格30,000円(税別)
[商品仕様]
画角(水平・垂直・対角線) | 54°30'・37°50'・63°30‘ |
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レンズ構成 | 6群 7枚 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最小絞り | 開放 1:2(鏡筒に表示) 最小 1:22 |
最短撮影距離 | 0.15m |
最大撮影倍率 | 0.21倍 |
フィルター径 | 43mm |
最大径×長さ | φ60.9 × 23.7 mm(電源OFFでの沈胴時) |
質量 | 105g |