商品レビュー:キヤノンEF24mm F2.8[旧製品]

今回も(?)型落ちとなったレンズ、Canon EF24mm F2.8の商品レビューです。

[商品仕様]

発売年月 1988年(昭和63年)11月
発売時価格 43,800円
レンズ構成(群) 10
レンズ構成(枚) 10
絞り羽根枚数 6
最小絞り 22
最短撮影距離(m) 0.25
最大撮影倍率(倍) 0.16
フィルター径(mm) 58
最大径x長さ(mm)x(mm) 67.5 x 48.5
質量(g) 270

標準ズームの広角化にともない、常用広角レンズとして市民権を得て人気が高くなった24mm。広角特有の遠近感やデフォルメ効果を楽しめるレンズです。フローティング効果が得られるリアフォーカス機構を採用し、近距離で発生しやすい非点収差を抑えるなど、全域で諸収差を良好に補正されています。

また、キレの良い描写力が持ち味で、今では当たり前となっていますフィルター枠非回転など、操作性も優れています。

以前にレビューしました大口径のF1.4とは焦点距離が同じだけで、全く性質の異なるレンズです。IS付きの現行品が高価という事もあり、総じてコスパの高いレンズです。

撮影に当たり、ボディはEOS5D MarkIIを使用しました。

逆光テスト

これは想定内です。これ1つをとって、悪いとは判断致しません。昭和のレンズは当たり前です。

周辺光量落ち

非常に分かりやすい変化です。一段絞る程に改善されていきます。

被写界深度

F1.4のボケと比べると物足りなさを覚えますが、キレイなボケだと感じました。

以下は、いつもの通り隅田川テラスを散歩しながらのスナップ写真です。

1/1600 F5.6 AWB ISO100

深みのある青に満足出来る解像度で小枝を描写しています。

1/320 F5.6 AWB ISO100

橋の下の暗部の再現力ですが、非常に安定した描写で色の濁りを感じません。

1/1600 F5.6 AWB ISO100

1/2500 F4 AWB ISO100

逆光も工夫すれば何とかなります。

1/320 F11 AWB ISO100

1/800 F2.8 AWB ISO100

開放でのボケはズームレンズにはない描写です。


担当:いりえ(B1)