今回はライカMマウントレンズ用のマウントアダプターをご紹介致します。
ライカMマウントレンズは当たり前ですがライカM(Typ240)などで使用出来ますが、そのボディが高価なため手っ取り早くMマウントレンズを使用したい場合はミラーレス機にマウントアダプターを介して使用します。
ライカMマウント
口径43.9mm。フランジバック27.8mm、標準レンズ焦点距離51.6mm。
ライカMマウントはバヨネット式のマウントです。
ライカMマウントはコニカKMマウント、フォクトレンダーVMマウント、ローライRMマウント、ツァイス・イコンZMマウント、エプソンEMマウント等他のメーカーも採用しました。ライカLマウント同様ユニバーサルマウントになります。
1950年代ごろまでの日本のカメラメーカーはライカに追いつけ追い越せを目標にして小型カメラの技術開発(ライカLマウント)を行なっていましたが、1954年に発表されたライカM3はレンジファインダーカメラとして当時最高とまで言われるほどの技術を余すところなく投入されていて、その性能の高さのあまり日本のカメラメーカーがそろって開発方針を一眼レフカメラへと大転換させるきっかけになったのは周知の事実。ライカM3は今でも名機と賛美する人が絶えません。
是非、ライカM3のファインダーやシャッター音を体験しにご来店下さい。また、初心者向けに新宿店でブログを掲載・更新していますので、お時間のあるときにご一読下さい。
同じ焦点距離でも個性の違う写りを楽しめるのが一つの特長でもあります。但し、レンジファインダー用のレンズは全般的に被写体に寄れません。最短撮影距離が一眼レフ用レンズのそれより長いです。
その欠点をカバーするためにヘリコイド付きのマウントアダプターも商品化されています。
M4/3シリーズ
M4/3の場合焦点距離が35mm判換算で2倍になりますので、ヘクトール135/4.5は270mm相当になります。
Sony α7シリーズ
35mmフルサイズとあって、撮影時の画角や距離感などに違和感を覚えないのはさすが。
レンジファインダーでは90mmや135mmはピント合わせが難しかったのですが、それが解消されるのがいいですね。
Fujifilm Xシリーズ
富士フイルムのXシリーズはAPS-Cサイズなので、焦点距離は1.5培となり、50mmは中望遠の75mm相当となります。
Canon EOS-Mシリーズ
キヤノンのEOS MシリーズもAPS-Cサイズなので、焦点距離が1.5倍になります。通常ライカM型レンズは被写体に上記写真ほど寄れませんが、ヘリコイド付のマウントアダプターを使えばマクロレンズ並みに寄ることができます。