今回の商品レビューはニコンの標準レンズ。AI AF Nikkor 50mm f/1.4Dです。GタイプではなくDタイプです。
50mmはデフォルメ効果、パースの圧縮効果もなく目視で見えるままに写ります。
しかし、被写界深度により被写体を浮かび上がらせることが出来ますので、標準=平凡ではありません。
とはいえ・・・。
ボディはニコンD810を使用しました。
F8に絞ってもピンを前にすると、かなりボケてくれます。開放F1.4だと完全に溶けてしまいます。
次に、周辺光量落ちです。
?F5.6まで絞り込めば、光量落ちが目立たなくなりますが、快晴時も試したいところです。
開放F1.4、F2、F2.8で撮った写真ですが、流れますがまずまずのボケ味ではないでしょうか。
そして、F4.5、F8、F11の写真です。雲のディテールが残っているのはボディの恩恵かもしれませんが、白飛びしない線の太さを感じます。
ボケのにじみは好みの分かれるところでしょう。色収差がレンズのオールド感を醸し出してくれています(?)。まぁ、痘痕もえくぼと言ったところではないでしょうか。
最後に使用感です。
AF速度はボディ側に依存しますが、モーター音がやや気になります。最近のレンズが静音過ぎるので。
対逆光性能次第(今回は天候不順でテスト出来ず)ですが、1本欲しいレンズと感じました。
APS-Cサイズでの中望遠レンズとしての使用もありですね。
[商品仕様]
焦点距離 | 50mm |
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最大口径比 | 1:1.4 |
レンズ構成 | 6群7枚 |
画角 | 46°(35mm判一眼レフカメラ、FXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ) 31°30′(DXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ)DXフォーマットデジタル一眼レフカメラ装着時: 75mmレンズの画角に相当(FXフォーマット/35mm判換算) |
撮影距離情報 | カメラへの撮影距離情報を出力可能 |
撮影距離目盛 | ∞~0.45m、1.75ft(併記) |
最短撮影距離 | 0.45m |
最大撮影倍率 | 0.14倍 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
絞り方式 | 自動絞り |
最大絞り | f/1.4 |
最小絞り | f/16 |
測光方式 | CPU・AI方式のカメラでは開放測光、従来方式のカメラでは絞り込み測光 |
アタッチメントサイズ(フィルターサイズ) | 52mm(P=0.75mm) |
マウント | ニコンFマウント |
マウントアダプターFT1適否 | MF |
寸法 | 約64.5mm(最大径)×42.5mm(長さ:バヨネット基準面からレンズ先端まで)、全長約53mm |
質量 | 約230g |