ペリカンのデモンストレーターはこれまでにもブログで紹介した事がありますが、今回はスチールペン先のM205シリーズの最新の限定品であるブルーです。M400と比べてもサイズ、インク吸入システム、インク容量も同じでカートリッジインク2本以上のインクが入ります。
上がM205DUO、下がM400です。
実はこのブルーは5年前にもワンタイムエディションで発売され、人気色でリクエストが多かった為、今回復活したカラーなのです。ですが前回のブルーとは一部違いがありキャップトップがクリップとリング同様、ロジウムプレート仕上げに変更されています。
写真はMニブです
?現在、レモン社の銀座店での在庫はMとF(6/24現在)ですが、EFは出荷が何故か遅れているそうで、未だに入荷していない状況です。また、仕入れ先に追加注文を問い合わせしたところ人気限定品ゆえ全く間に合いませんでした。
このM205、M200のシリーズのスチールペン先ですが、金ペンと比べれば当然ですが弾力性はありません。ですが筆記感はそう硬くは感じず、これを金ペンと使い分けをするのもありではないでしょうか…
? 安っぽくない仕上がりのスチールニブです
また、スチールだと長時間の使用に向かないかと思われてるかもしれませんが、そう長時間も書くことがなければ大きな違いとは感じないかもしれません。そして、筆圧の強い方でまだペリカンのスチールペン先を使った事の無い方には、ぜひお試しをお薦めします。(実際、私の知り合いにも筆圧が強い為、金ペンは使わずスチールオンリーという方もいました)
万年筆の評価の中にはインクフローも入ると思われますが、このシリーズはこれだけリーズナブル価格なのにも関わらずインクフローは使われている方に好評で、スクリュー式のキャップの密閉性が他社より高く書き出しもスムーズでスーベレーンにも劣らないとの声もある様です。
? 密閉性の高いペリカンのキャップ
そしてデモンストレーターの醍醐味と言われるペンの軸と吸入するインクのカラーの組み合わせですが、今回のブルーには一般的に使われることの多いブルー系インクがお似合いだと思います。よってこれまでのカラーより普段使いに適している万年筆ではないでしょうか。このブルーの再販も早期完売は間違えまさそうですが、次回のデモンストレーターは新色をお待ち致します…
? おすすめのブルーインクと。
●サイズ:収納時/約124mm 筆記時/約148mm 軸径/約12mm
●重さ:約15g
●機構:ピストン吸入式
●本体価格:¥15,000+税 レモン社特価:¥13,000(税込)
※レモン社での万年筆のお取り扱いは東京3店舗では新品、中古ともに銀座店のみとなります。
担当:カラサキ