2月1日、クリスタルにむせぶ青山・外苑あたりで「Photo&your business 富士フィルム大商談会」なるイベントが開催されました。
デジカメのみならず、富士フィルムさんならではの写真環境全体における展示商談会と云う事もありまして、もっぱら写真/カメラ業界関係者の集いではありましたが、何はともあれ来る2月23日発売のデジカメ新製品群に触って参りました。
帰りがけにいただきました。
お伺いするにあたり、何かしらフジのカメラを持って撮影を・・・等々考えましたが機材調達が出来ず、結局私物の「遠目にはX-E2+18-55っぽく見える」某カメラで擬態して臨む事となりました。富士フィルムさん、申し訳ございません・・・
現在、2月に発売が予定されている富士フィルムさんの新製品群としては
X-T2グラファイトシルバーエディション (2月16日)
X-T20 (2月23日)
X100F (2月23日)
フジノン XF50mmF2 R WR (2月23日)
GFX 50S (2月下旬・・・23日?)
がありますが、まぁ流石に会場は盛況でして。何とかタイミングを見てお触りさせていただけた次第です。
まずはX-T20にタッチです。
ぱっと見はX-T10と大きく変わりませんが・・・中身はX-T2の弟分♪
2430万画素のX-Trans CMOSIIIセンサー&高速画像処理エンジンX-Processor Proを採用し、フィルムシミュレーションには好評の「ACROS」モードを搭載しています。そうそう4K動画も・・・と云ったところはほとんどX-T2の弟分です。
大きな違いを挙げますと〇防塵防滴?〇UHS-II使う?〇フォーカスレバーは非採用〇ファインダー倍率・連写能力・最高速度は弟分相応・・・となりますが、エントリーユーザーから練達さんまで満足できるカメラではないでしょうか。
露出補正ダイヤルに増設されたCポジション
AF速度・精度、測距点等々も抜かりなく磨き上げられ、露出補正ダイヤルに新設されたCポジションを使えば±5EVのコントロールが可能・・・等々、相変わらずケレン味のないモノ造りをされています。
XF50mmF2 R WRは既出のF2シリーズ XF35mmF2 R WR、XF23mmF2 R WRに続くコンパクトで上質な中望遠単焦点レンズです。このシリーズ特有の感じの良いAFも継承しています。
あ・・・そう云えばあのレンズは・・・と思う処あって質問させていただきましたよ、XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macroの件。
私:「一体いつ出るんです?」
スタッフさん:「もう少し、お待ちください♪」(満面の笑みで)
・・・焦らしますなぁ!
X100シリーズからはX100Fが登場となります。こちらもX-Trans CMOSIIIセンサー&X-Processor Proを採用し同じくACROSモード搭載、とある意味X-T2の義理の妹的な存在でしょうか・・・。
バッテリはNP-W126系に変更
35判換算35mm見当の23mm/F2レンズを搭載していますが、デジタルテレコンバーター機能の使用で50/70mm相当の画角に変更できるようになっています。このX100Fも、露出補正ダイヤルにCポジションが新設されています。
感度設定はシャッタースピードダイヤル内部へのBuilt-in式ですが、こちらにもAポジションが設けられており、メニューの設定次第でコマンドダイヤルによる変更が可能になります。
各種ボタンは右へ集約。
コンパクトカメラならではのシンプルな操作系ですが、特筆したいのはX100FにもX-T2/X-PRO2同様にフォーカスレバーが搭載された事。測距点が91点と大幅に増えた事もありますので、これは大変使い勝手が良さそうです。
X100シリーズはこのX100Fから遂にバッテリが変更となりましたが、X-Trans CMOSIIIセンサー&X-Processor Proを搭載するに際して必要な処置であったとか。前向きに考えれば、X-Tシリーズのサブ機としての使い勝手が良くなったとも云えますね。連写速度も最大8コマ/秒と上々の出来具合です。
そして遂に出ました。大型フォーマットミラーレス機、GFX 50Sです。
見た目の印象よりも軽いくてビックリ。
ちょいと大柄に見えましたが、バッテリ&EVF装備で公称重量920g、標準レンズであるFUJINON GF63mmF2.8 R WRを装着しても1325g。ハンドリングの良さと相俟って、手にした印象は「お?思ったより結構軽い・・・?」と云ったものです。
採用されたセンサーは新開発のFUJIFILM G Formatイメージセンサー、43.8mm×32.9mmの中判サイズCMOSセンサーです。比率はほぼ4:3ですね。
マルチアスペクトなので、他に5:4、7:6,1:1、3:2、16:9、65:24の比率が選択可能です。
GFX 50Sのカタログに掲載されている山岳の写真(このブログの上から2つ目の写真と同じ物)が大伸ばしされて会場に展示してありましたが、写真の四隅を見ても見事な描写をしておりました。山岳写真が作例になっている通り、勿論このGFX 50Sは防塵防滴/耐低温仕様です。
AF速度は最近の小型ミラーレス~35判デジタルと比較すればいささか悠長にも感じますが、中判カメラとしては上出来。CONTAX 645よりも上等でしょう。EVFの出来が良いので、極めてシャープかつ滑らかな視野が得られます。
マウントも新規のGマウントと呼ばれる物になりました。ミラーレス故にフランジバックは26.7mmと短く、別売のHマウントアダプターを使用すればGX645AF用レンズ/ハッセルH系レンズ等のHマウントレンズが装着可能(MFのみ。露出モードは絞り優先・マニュアル)。
EVFにも魅力的なアクセサリが用意されています。
EVFチルトアダプターを介してEVFを装着。
EVFチルトアダプター「EVF-TL1」をボディとEVFの間にセットすると、縦チルト90°まで、横回転45°までの範囲で自由なアングルが得られます。老眼持ちで液晶モニタが何となくしか見えない私にしてみれば、これは結構使い出がありそう(買えたならばの話。買えまいと思いますが)。
勿論液晶モニタも自由度の高い3方向チルト式、X-T2と同じ方式ですね。
タッチパネル式3.2型。236万ドット。
測距点は最大425点(!)、うっかり背面の写真を撮るのを失念してしまいましたがこのGFX 50Sもフォーカスレバーを装備していますので、選択操作はかなり俊敏に出来そうです。
同時発売となるレンズは他にGF32-64mmF4 R LM WR、GF120mmF4 R LM OIS WR Macroの2本、その他23mmF4、45mmF2.8、110mmF2が年内発売予定とされています。いずれもボディ同様に防塵防滴仕様となっています。
1月下旬~4月初旬にかけて日本各地で富士フィルムさんの新機種イベントが開催されますが、関東地区は予定に入っていません・・・そう、2月23日からのCP+2017でガッツリお楽しみいただけますからね♪
CP+は事前にweb登録すれば入場無料となりますが、レモン社東京地区店舗では2月1日現在、まだCP+2017のご案内状に若干の手持ちがあります。近くにお立ち寄りの際には、店頭スタッフまでお声をかけて下さいませ。
P.S. CP+中古カメラフェアにもよろしくお運び下さいませ。
レモン社銀座店;松浦
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