前回に引き続き、ツアイスレンズの名玉レンズ1本勝負。今回はプラナー50㎜F1.7です。
プラナー独特の淡いやわらかいボケを再現できました。開放の際のボケはさすがツアイス、プラナーです。
地元の中世の山城跡に撮影にでかけてみました。
入口ではかわいいはなわがお出迎え。地元の小学生の作品かと思われます(えらい昔図工の時間で作ったことを思い出しました)
そして地図。なかなかの城。どうやら武田信玄や上杉謙信もはね返した、難攻不落の名城だったようです。すごい。
F8で本丸跡から東松山市を撮影。中央後方の白く雪をかぶった山が浅間山。
本丸跡には、この頃見かけなくなった三角点が。GPSの進化で三角点を使用しなくなったそうです。
では山城っぽいショットをずらりと
一番左の写真で堀の高さがわかりますか。5mほどの高さ堀が張り巡らされていました。
V字の堀は薬研堀というそうです。右からの2番目の写真。堀の底辺から杉の木が伸びてきています。
ではここでプラナー50㎜F1.7の開放の実力を下の写真でどうぞ
?なかなかです。コンパクトなレンズなのでサクサク撮影が進みます。
では逆光はどうか!
ツアイスっぽいほわんとした感じがでてます。
更に絞って逆光はどうか
?おおっと絞ってシャープ。絞りの形のゴーストが登場。現行のコーティングではここまででませんね。技術革新。
足元の野草も反逆光で。
山を下りて、市野川をショット。武蔵松山城を難攻不落にしている要因のこの川。昔は暴れ川で土地の人を悩ましたそうです。子供の頃このあたりで洪水になっていたのを見た記憶があります。
充分楽しめた山城、武蔵松山城。単焦点1本勝負は写真の技術を磨くためにも大切だと思います。ズームレンズでは楽しめない単焦点レンズの良さをこの冬感じていただければと思います。
ここで今日のレンズと昼食のコラボ。
レモン社新宿店には今回のレンズがたくさんございます。
ぜひ、ツアイスレンズの描写をお楽しみください。
担当75