日本三大急登 谷川岳・西黒尾根を登る

9月中旬に、かねてより登りたかった谷川岳に行ってまいりました。

なぜ谷川岳かというと、日本三大急登の一つ「西黒尾根」を登ってみたかったからです!

ほとんど登山経験のない初心者のくせにTVで見てから心惹かれていたのです。


朝、東京から車で向かいましたが、東京はぐずついた天気で少し心配になりましたが、埼玉を超え群馬に入ったら見事に快晴!

写真は赤城高原SAにて

意気揚々と谷川岳に向かいました。

谷川岳ロープウェイの駐車場に車を止め、登山口まで舗装道路を歩きます。直射日光はキツイですがやっぱり涼しいですね。

そして憧れの「西黒尾根登山口」!

初っ端から見上げる程の急勾配ですが、いざ出陣!

ただひたすら緑の中を歩きますが、普段はビルの山に囲まれて過ごしている為、とても気持ち良く足が動きます。木の匂いや涼しい風も良いアクセントに。

そんなこんな登っていると急に視界が開けて、空に吸い込まれそうな景色が現れました。

ここでかなりテンションが上がりました。

それから再び森の中に入り登って行くと鎖場の登場です。

足が震えるくらいの高い場所が好きな自分ですが、生身でこんな所を登るのは初めてで、手に汗を握りました。同行して頂いた某山メーカーの方は流石です。鎖を使わずにスイスイ登って行ってしまいます。

ここから何度か鎖場を登るので気が抜けず緊張しましたが、途中で見られる景色は格別なものでその度に心躍りました。

すると見えてきました、谷川岳の双耳峰です。(双耳峰とは二つの峰がまとまって、並んでいるような山のことです。)

新潟側から大量の雲が流れており殆ど姿を見る事が出来ませんでした。

しかし、頂上を視界に捉えると俄然、やる気が出ますね!

こちらは「ザンゲ岩」という滑りやすい一枚岩。

登り始めたのが10時少し過ぎで、双耳峰の一つ「トマの耳」に13時までに到着しよう。という目標でしたので無駄にラストスパートを仕掛けましたが、両足が釣りそうになる事態に…無理をするものではありませんね。

稜線に出ると群馬・新潟の天気の違いを見る事が出来ました。(左が群馬側・右が新潟側)

無事「トマの耳」に到着です。

やはり頂上は涼しいというか寒いくらいでしたので上着を着込みました。

小休止したのち、もう一つの頂上「オキの耳」に向かって出発。10~15分位で到着しました。

オキの耳で昼休憩。景色が良い所でのご飯はより美味しく感じますね。

ここから天神尾根ルートを通り下って行ったのですが、疲れと膝の筋を痛めてしまい撮影どころでは御座いませんでした…日頃の運動不足を痛感です。

天神平まで出てロープウェイで降りてきました。所要時間約10分!早い!

その後は、地元の温泉で疲れを癒し、帰路につきました。

初心者にはハードな登山となりましたが、にも恵まれ、とても気持ち良く登れたので最高の一日となりました。勿論、翌日は筋肉痛と戦いました。

因みに昔はレモン社にも登山サークルらしきものがあったそうです。

担当:88