今月もリコーイメージング㈱様からレンズをお借りして、最新のレンズの描写を伝えします。
中望遠(35㎜換算約85㎜)で明るいレンズときたら、逆光でばんばん撮って、エアロ・ブライト・コーティングの実力を試そうと、わくわくしていたのですが、なんとダブル台風襲来によって曇天。のち雨。がっくし。そんなスタートでしたが、DA55㎜F1.4SDMの実力を試すべく先月に引き続きの川越続編とさせていただきました。
まずは、川越氷川神社から。
縁結びの神様らしく、『縁結び風鈴』と縁結び風鈴回廊。
風鈴のアップはF1.4です。きれいに円形ボケができています。
良縁に恵まれるということで、着物の女子が目につきました。川越は着物のレンタルも充実しているので、街歩きに着物の比率が高くなってきています。
実は、こちらで七五三をさせていただき、約34年ぶりに来てみたのですが、記憶に薄い、、、。この鳥居はなんとなく見覚えがあります。額の記入は幕末の勝海舟とのことです。
曇天で抜けてしまいましたが、撮影。
DA55㎜F1.4SDMはDAリミテッドレンズの原色が鮮やかに出る発色傾向に比べて、少し地味な発色傾向かなと思います。フィルム時代のFA☆レンズの描写に似ています。
道端をみると、もう秋の気配が。絞りの違いを見ましょう。
さっとスナップ。見た目のみたままの色再現です。よく言えばニュートラルな描写。DA55㎜/F1.4SDMの実力です。
次に、川越城本丸跡へ。
中国旅行者の方が目に付きました。川越も観光コースになっているのでしょうか。
暗い室内も開放値が明るいので、色々な表情を写し撮ることができます。
次に、三芳野神社へ。
手前の飾りに焦点を合わせて、開放で撮影。バックに社殿がきれい表現されていて中望遠の圧縮効果も抜群に表現できます。
ちなみに真ん中の写真。童話の『とうりゃんせ』の天神さまのおとおりじゃ♪の舞台はこの参道なのだそうです。歴史が深いですね、川越。
最後に喜多院。
徳川家光誕生の間が移設されていますので、このとおり葵の御門があちらこちらに。
やはり自然なボケが第一印象です。ボケを活かす撮影で行くべきです。
あたりに咲いている百日紅はどうか
花の撮影でも自然な描写です。
最後にボケを活かした撮影をするために、五百羅漢。
一度は訪ねて見たかったスポットで、テレビ埼玉のコマーシャルでおなじみのある和菓子屋さんで有名になっているスポットです。
色々なお顔が500体以上!開放で後ろをボケボケにして、それ撮影。
捜し求めて、見つけたときはうれしかったです。(埼玉県民しかわかりませんね、すいません)
探しているうちに、亡くなった祖父に似たこの仏像を見つけて。おもかげ良く似ています。冥福を祈ります。
天気が良くなかったのが幸いして、フラットに光がまわっているので、逆にボケの写真もわかりやすくできて良かったのかも知れません。天気が悪くても、撮影はあきらめてはいけませんね。勉強になりました。
今日のレンズはこれ
スペックはリコーイメージング㈱様のサイトをご覧ください。
ナチュラルな描写で、逆光にも強い(曇天で調べられなかった泣)きれいな円形絞りで楽しめる中望遠。ペンタックスDA☆55㎜F1.4SDM。ぜひ、このレンズでボケの美しい世界をお楽しみください。