初心者の為のライカM3の使い方【動かしてみよう前編】

初めてこのブログを見ていただいた方は、ぜひ第一回目のさわってみたブログからご覧いただけると、各部名称が書いてあるので分かりやすいかと思います。
前回から引き続きご覧いただいてる皆様はありがとうございます!
今回も「初心者の為のライカM3の使い方」お付き合いよろしくお願い致します!
一緒に先輩方に教えてもらいながら覚えていきましょうね!



さて!第二回目は

「 M3の使い方、動かし方 」

           を教えてもらいました!

== も く じ ==

  1. レンズの取り付け方(着脱方法)
  2. フィルムの入れ方(装填方法)
  3. フィルムの巻き上げ(シャッターチャージ)
  4. 撮影後のフィルムの出し方
  5. 露出の合わせ方
  6. 距離計の合わせ方

動かしてみよう編では、いろいろ書いていこうと思っていましたが・・・。

長くなってしまうので、今回は?レンズの着脱?と、?フィルム?についてを書いていきます!

動くよ!と書いてあるものはクリックしていただくと少し動きます!




1、レンズの取り付け方(着脱方法)

ライカM3はレンズ交換が出来ますよね!
今のカメラと大きく違いはありませんので、簡単に着脱できるはずです!

お店にあった「ズミクロン 5cm F2 沈胴式(?)」で試してみたいと思います。


まず、ボディ、レンズ共に赤い指標がついています。確認できましたか?

その部分を合わせて、ボディ側に少し押しながら、時計回りにカチッと音がするまで回したら装着完了です!

クリックして拡大できます('ω')動くよ!



逆に外すときは、レンズのロックボタンを押しながら、反時計回りにレンズを回し、赤い指標がロックボタンのところまで来たらボディから離します。

クリックして拡大できます('ω')動くよ!

ね!簡単でしょ!


おまけに沈胴式レンズの沈胴方法です。

クリックして拡大できます('ω')動くよ!

レンズが出ている状態で、前の部分だけを掴んでゆっくり正面から見て反時計回りに止まるまで回します(こうすることで、レンズの鏡胴にある溝が合って奥に押し込めるようになります。)
止まったら奥に押し込んで終わりです(^O^)
こうしてあげると鞄に入れるとき便利ですね!

逆に出してあげるときは引っ張りだしてから正面から見て時計回りに回してあげて下さい。





2、フィルムの入れ方(装填方法)

今回の大事なところです!(^O^)
4x5のシートフィルム装填が得意な私ですが、M3のフィルム装填はあんまり上手にできませんので、何度も練習しました!

まず底蓋のロックレバーをopenの方へ半回転させて引っ張り、開けます。
開けると、ボディの内側にフィルムの絵がかいてるので、それを参考にしながらフィルム装填を行いましょう。

「M3は裏蓋が開くようになって、フィルムの装填がとてもやりやすくなったんだよ!」と、先輩方に力説されましたが、生れたころにはフィルム自動巻上のカメラがあった私にはピンときませんでした(゜-゜)


さて、裏蓋を開けるとシャッター幕や、スプール等色々見えますでしょうか!
※ここで注意ですが、あまり幕や圧板(圧着板)等は手で触らない方がいいみたいです。
幕は汚れがついて穴が開いてしまっては幕を交換しないといけませんし、圧板はフィルムを押さえてあげるモノなので、フィルムに傷がつく原因になってしまうかもしれません…。


さて!フィルムは用意しましたか?
一緒に装填してみましょう!


中に入っているスプールを引き抜いて、出します(この時フィルムカウンターが-2になるはずです)
パトローネからフィルムを少し(裏蓋の幅くらい)出して、スプールに差し込みます。なるべくパトローネとスプールが平行になるようにするといいですね。

クリックして拡大できます('ω')



差し込みできたら、両方を持ってボディに戻します。
この時にフィルムの長さを調節しながら入れてあげるとたわみも少なくてやりやすいと思いました。

「入れると言っても、どこまで入れればいいのかよくわからないです先輩…!」


クリックして拡大できます('ω')


差し込めたら、パーフォレーション(フィルムに空いてる四角い穴)にスプロケットのギアが入るように調節します。

フィルムがたわんでいたり、曲がっていたら指で動かして整えてあげるか、一度取り出して平行にしてから入れなおしてみましょう。


やってみて気が付いたポイント!

  • 銀色の線(ガイドレール)に添うように入っているとギアにもはまりやすい気が…する?
  • 奥まで入ったら指で少し動かしてパーフォレーションスプロケットのギアの突起にはまるように動かしてあげる!
  • 裏蓋を開けたままの状態で、一度シャッターをゆっくり巻いてみて、ちゃんとパーフォレーションにギアが続けて入るかを確認しましょう!
    出来てたら少しだけ巻き戻しノブをまわしてあげてたわみをとるといいかも!

ここで裏蓋と底蓋を閉めて、フィルムカウンターが1になるまで巻上をします。
※注意! 巻上げしている時に巻き戻しノブの赤い指標が連動して回っているかをしっかり確認してください!

回ってなかったらフィルムがちゃんと入ってませんよ!><



フィルムを入れたら裏蓋のインジケーターを入れたフィルムのISO(ASA)にあわせましょう。

あれ…このM3……100の目盛なくね……?(一番右)

ほかのM3はあるのになあ・・・。

クリックして拡大できます('ω')

これでフィルムの入れ方は終わりです!みなさんもいっぱい練習しましょうね!一本練習用でフィルムを用意しておくのもいいと思います。




3、フィルムの巻き上げ(シャッターチャージ)

何を今更巻上方法とか言ってるんですか! とか言わないでください。大事じゃないですかぁ…(T_T)
第一回のブログでM3には「SS(シングルストローク)」と「DS(ダブルストローク)」の二種類があると書きましたね!
「SS」の方では「DS」の様に小刻みに動かして2回巻の様に使う事も出来ると書いたと思います。
どちらもしっかり最後まで巻き上げましょう!

巻上している時の注意点は、「 速く巻上げ過ぎないこと! 」です。

なぜかと言うと、せっかくフィルム装填の時に頑張っていれたパーフォレーションとスプロケットのギアから外れてしまって引っかかってしまったり、フィルムが中で切れてしまったり、最悪カメラが壊れてしまいます・・・

巻上にかける時間は1秒くらいが良いのではないでしょうか!




4、撮影後、フィルムの出し方

はい!撮影終わったら、フィルムを取り出しましょう!
手順を覚えたら簡単です?( 'ω' )?

まずボディの正面にある巻き戻しレバーをRの方へ倒しましょう。
そしたら、巻き戻しノブを回せるようになりますので、矢印の方向へがんばってまわしてください!

36枚撮影して・・・これから現像にだして・・・どんな写真が出来上がるのかなー!なんて考えてたらあっという間・・・(*´ω`*)



とか、そんなこと無かった!!!!

これめっちゃ手痛い!!!!

と文句を言ってたらM3の中でスプールからフィルムが抜ける音がしました!
(パチッというか、カサッというか・・・そんな音です)

巻き戻しノブも軽くなったらフィルム巻き戻し完了です!

底蓋を開けてフィルムを取り出したら、巻き戻しレバーは元に戻しておきましょうね!




というわけで!

第二回は レンズ、フィルムについてを教えてもらいました!

フィルム入れるの大変だし・・・。 これ机の上だからいいけど、外だったらどうするの!?無理じゃね!?

と、いろいろ先輩に訴えたいことは山ほどありますが、今回はこの辺で・・・。


次回の「初心者の為のライカM3の使い方」は
動かしてみよう 後編 です!

露出の合わせ方 と 距離計の合わせ方 の内容になります!(たぶん)

また次回もよろしくお願いいたします(*'∀'人)


以上


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