新入荷のご案内!
中古品で、アポズミクロン50/2ASPHが入荷しました。
初代M用ズミクロン50ミリ(固定鏡筒)は、アサヒカメラニューフェース診断室史上、最高の解像力を示しており、その性能に肉薄した物はありますが、国産レンズで、それを越した物はありません。世代が変わるにしたがって、評価が微妙に変わっていますが、ズミクロンのブランドを貶める物ではありません。そのズミクロンをアポレンズ化し、そして非球面化まで行い、今まで以上に性能向上をしています。無論、価格も、これでもか!!!!という位上がりました。でも、ライカの生産量と材料と、そしてクラフトマンシップという手間をかけて作っていることを考えると、やむを得ないかもしれません。フード内蔵になる前のズミクロンを使っていましたが(もう手元にはありません)前ボケがガチャガチャせず、なだらかだったことを覚えています。某社の一眼レフ用F1.7~2クラスの標準レンズを使った時、一眼用と距離計用のレンズの違いはありますが、それなりの評価のあるレンズにも関わらず、あまりにも前ボケがガチャガチャでショックを受け、“捨てた”ことが有ります。アポズミクロンは、そのようなことは無論なく、気持ちいいボケに感じます。また、当たり前ですが、前ボケに汚さは感じません。アポと非球面の威力でしょう。広角系は非球面化を、望遠系はアポレンズ採用し、高性能化とデジタル対応を進めているM型レンズの中で、ズミクロン50ミリに、非球面とアポレンズの両方を採用したことは今までのズミクロンを廃盤にせず(ホームページ上にあり、2016年5月現在のライカジャパンの価格表にも載っています)ズマリットシリーズにも50ミリがあり、ズミルックスや、ノクチルックスの計4種類もの標準レンズを作っていることを考えると、ライカ社の思想が、見えてきませんか?
(ボケについては、私個人の評価ですので、ご理解ください。)
全て絞り開放。jpegで撮影。Mマウントデジタルカメラにて撮影