【商品レビュー】ニコン AF DC-NIKKOR 105mm f/2 D

もう盛夏と言えるほどの太陽光線の下、ニコンAF DC-NIKKOR 105mm f/2 D を携え試し撮りしてきました。

使用したボディはニコン D610(2426万画素)です。
ニコン D610のカメラ設定は以下の設定。
画質モード:ファイン
画質サイズ:L(6016x4016)
JPEG圧縮:画質優先
撮影モード:A(絞り優先)
ISO感度:オート
ホワイトバランス:オート
注)掲載写真はWEB用にリサイズしています。

AF DC-NIKKOR 105mm f/2 D


職場の近場で撮影開始…


1/1250 f2 +1 ISO100

いやあ、熱いです!露出補正を+1にステップして陽の強さを出します。

焦点距離105mmで絞りf2解放ともなると、手前の木々までの距離が30mあっても、無限遠はアウトフォーカスになりますね。


1/200 f5.6 +1 ISO100


f5.6まで絞ると、遠景のビルのエッジ部分もピンがきます。

分かっていたつもりではありましたが、やはり無限遠の被写体をパンして撮るレンズではないです。しかし、主要被写体がより浮き立って強調される、望遠効果は解放がf2なら十分すぎる程でます。望遠レンズの様に圧縮効果を使うより、中距離で背後を少しぼかして演出することもできますね。


1/1600 f2 ISO100

撮影距離5m位で開放です。やはりアウトフォーカスが大きくなり、三越のライオンさんが引き立ちます。彫刻のディテールが諧調良く再現され、絵画チックなタッチで表現されました。



1/1600 f2 ISO100 DCコントロール


このレンズの機能である独自のボケ味コントロール。
DCリングを操作して球面収差をコントロールし、被写体の前後のボケを変化させられるのです。まるで収差の残ったオールドレンズで撮ったような演出になりました。




1/2000 f2 ISO100

1/2000 f2 ISO100 DCコントロール

DCコントロールは、ふわっと柔かいタッチで表現させたい時に単なるソフトフォーカス効果でない、味のある柔かさを作り出してくれます。

1/2500 f3.2 ISO100


キレイなボケ味です。撮影距離は1m程です。これくらい離れられると撮影作業が大変しやすく楽です。


以下、仕様です

焦点距離 105mm

最大口径比 1:2

レンズ構成 6群6枚(+保護ガラス1枚)

画角 23°20′(35mm判一眼レフカメラ、FXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ)
    15°20′(DXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ)

    DXフォーマットデジタル一眼レフカメラ装着時:
    157.5mmレンズの画角に相当(FXフォーマット/35mm判換算)

撮影距離情報 カメラへの撮影距離情報を出力可能

撮影距離目盛 ∞~0.9m、3ft(併記)

最短撮影距離 0.9m

最大撮影倍率 1/7.7倍

絞り羽根枚数 9枚

絞り方式 自動絞り

最大絞り f/2

最小絞り f/16

測光方式 CPU・AI方式のカメラでは開放測光、従来方式のカメラでは絞り込み測光

アタッチメントサイズ(フィルターサイズ) 72mm(P=0.75mm)

マウントアダプターFT1適否 MF

寸法 約79mm(最大径)×111mm(長さ:バヨネット基準面からレンズ先端まで)、全長119mm

質量 約640g

次回の商品レビューをおたのしみに…
それではまた^^