今回は、オリンパスの高画質単焦点レンズシリーズを試し撮りしてみました。
選んだのは、「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8」です。
高級感のある金属外装で、開放F値が1.8と明るいのにとにかくコンパクト!毎日カメラに付けて持ち歩きたくなります。
フルサイズ換算で約35mm相当の広画角にF1.8のスペックで、画面四隅で高画質が実現できるか。オリンパス独自の「テレセントリック設計」の優位が感じられるか。解像力とクリアーさに期待です。また、大口径ならではの「ボケ」も試してみます。
先ずは、絞り値による解像感を見てみます。F値を1.8と5.6でしばく撮り比べしてみます。
こうして各写真を、F1.8とF5.6でペアにして見比べると、やはり絞り開放1.8では5.6と比べて特に周辺部分に僅かに解像感が劣りますが、しかし僅かなレベルで十分開放からいけます。
そして像はクリアで、雨交じりの悪条件にも関わらず色をよく拾ってくれている印象です。ZEROコーティングによるゴースト・フレアの低減も確実に効いている感じです。
開放のボケ加減はいかがでしょうか。
とくに2枚目の背景にご注目。白の手すりの柱が、手前から奥へ実にきれいなボケのグラデーションを描いています。うん、実になだらかな変化です。気に入りました。
E-PL6のボディ内手ブレ補正と明るいレンズで、夜間ノンフラッシュで撮影してみます。ブレないかな。
ISO640でなんとかいけました。少し傾いてしまいました。夜間撮影が楽しくなりますね。
あとは、おまけショットです。
グラデーションが良くでていたり、ヌケが良く再現されていたり、ハイとローが良く再現出来ていたりしています。
このレンズが気になりましたら、是非レモン社三越日本橋店の鈴木までお問い合わせ下さいませ。
「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8」スペック
焦点距離 | 17mm(35mm判換算34mm相当) |
---|---|
最大口径比/最小口径比 | F1.8/F22 |
レンズ構成 | 6群9枚(DSAレンズ、非球面レンズ2枚、HRレンズなど) |
画角 | 65° |
AF方式 | ハイスピードイメージャAF(MSC) |
最短撮影距離 | 0.25m |
最大撮影倍率 | 0.08倍(35mm判換算 0.16倍) |
最近接撮影範囲 | 216 x 162mm |
絞り羽枚数 | 7枚(円形絞り) |
フィルターサイズ | O46mm |
マウント規格 | マイクロフォーサーズシステム規格 |
大きさ 最大径×長さ | O57.5mm x 35.5mm |
質量 | 120g |
主な同梱品 | レンズキャップ LC-46、レンズリアキャップ LR-2、取扱説明書、保証書 |