人気のローライ35ですが、少し変わり種の35Sシルバーが入荷しました。
【性能】
スペックはローライ35Sと変わりません。
レンズ:
ゾナー40mmF2.8 HFTコート 4群5枚
シャッタースピード:
B、1/2~1/500秒
最短撮影距離:0.9m
重量:325g
【商品説明】
発売ですが1979年で、発売から12年と35Sの生産100万代を記念し、少数(3000台?)生産されたモデルのようです。
特長としては革張りの部分まで銀色に塗装されており、正面のRollei35Sの表記とファインダーの間に月桂冠があるもの(アメリカ向け輸出用)とない物(ヨーロッパ流通向け)があります。
こちらはヨーロッパ向けの月桂冠が無いモデルです。
【特徴】
ベースはローライ35Sで、Rollei35のレンズをテッサーF3.5からゾナーF2.8に変更したモデル。
コーティングはローライ独自のマルチコーティングHFTが施されており、特に発色には定評があります。
後年発売されたローライ35クラシックにも採用されているレンズです。
実際に使用するにはいくつか決まり事のようなものがあり、これをすると故障に繋がりますよ、という注意点がいくつかあります。
レンズが沈胴式になっており、沈胴させたままではシャッターを切ることができません。
この際無理やり巻き上げさせようとすると、巻上の機構部を痛めることになります。
また、撮影後にレンズを沈胴させる際に、必ずシャッターの巻き上げ動作を行った後でないとレンズの収納ができません。
無理に押し込むと内部部品が歪みます。
沈胴した状態から使用するには、レンズをゆっくり引き出してやり、向かって右方向に回転させることでロックされます。
収納する際は、巻き上げ動作を行った後に、シャッターボタン横にあるロックボタンを押しながら向かって左方向にレンズを回転させることでロックが外れます。
その後ゆっくりレンズを押し込んでください。
【ローライ35の欠点?】
ピント合わせですが目測で距離を測り、距離指標を合わせてやる必要があります。
ライカなどのレンジファインダーのようにファインダー内でピント合わせなどはできません。
当然、液晶モニターもないので、ピントが合っているかは現像後にしかわかりません。
目測での撮影が難しそう・・・という方、よくいらっしゃいます。
せっかく2.8の明るさのレンズが付いているので開放で撮影したくなりますが、絞って撮影(F8以降)することで被写界深度が深くなり、失敗写真が減ると思いますよ。
コンパクトで携帯性にも優れ、写りも文句なし。
デザインも良く、すごく人目を引くカメラだと思います。
35mm判コンパクトカメラの歴史に残る名機といって差し支えないカメラでしょう。
こちらの商品はレモン社新宿店にて在庫しております。
商品ランクAB+
価格 68,000円
※2017年5月11日現在の情報。すでに販売済み。