夜、街は街灯に照らされると表情が別人となり、日中は気に留めなかった街のそこかしこに独特の存在感を感じさせられます。
夜の街灯は、意図したライティングの効果と期せずして現れた表情を混ぜ合わせて作り出すのです。
寒い今こそ夜の空気感が透明になり、より雰囲気が出るので、防寒対策をして撮影散歩です。
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ビルの谷間から白いお月様を見上げて
下から見上げたり、上から見下ろしたり、いつもと違う先が見えるような気がします。
JR恵比寿駅と目黒駅の中間にある、私の大好きな踏切です。ここは、夜が一番です。何とも言えぬ良い雰囲気のライティングがこの空間を照らし出します。
夜の街並みを注意深く見回し歩いていると、暫くして漂白感情が湧いてきます。非日常的な空間を感じるのです。普段見慣れたありふれた景色なのに…
ただ暗いからなのではなく、また、ライティングで日中と街の色合いが変わるからというだけでもないのです。
闇のキャンバスに、陰影が絵の表現意図を変えて、同じ街なのに違う空間に描き変えてしまうからなのです。街の音だって昼間と違いますが、二次元に描く写真表現だけでも昼と夜とが別空間であることを感じさせるのに十分です。
深夜の公園です。冬の寒空を見上げながら歩くと、木立のシルエットが良い感じです。
夜景が被写体では、愛用のコンデジではバルブ撮影が使えず力不足なので、今回の撮影にはこれまたレモン社でゲットした「ニコン D7000」を持ち出しました。