前回の続きです。お待たせしましたペンタックスブログ第三弾を配信いたします。
今回も引き続きFA★77ミリリミテッドレンズ1本勝負で撮影をしています。
埼玉県越生町(おごせ)の山の中、黒山というところに黒山三滝があります。通称男滝、女滝、称名滝があります。
東京から約2時間。池袋駅から東武東上線で坂戸乗換で東武越生線で終点越生駅下車。駅前から東武バス黒山行きの終点と、、、とまあ長旅です。
黒山バス停を降りて、少々進むと看板が↓
歩いていくと清流が横を流れています。
早速、シャッター速度の実験!開始。
皆さんわかります?左が高速シャッター。右が低速シャッターで撮影。
左の写真はよく見かけますが、右の低速シャッターの写真は写真集で見かけるパターンですね。水の流れが糸のように表現されて清流感がたっぷりになります。ただし注意が必要です。スローになるということは、手ブレに注意となります。流行りの手ブレ補正レンズをお使いいただいても三脚が必須です。酒を飲んでいたらさらに手ブレに注意ですヨ。
さらに道を進むと
清流、三滝川。きれいに透きとおっていて、都会生活の私達には水の大切さを感じました。
さてさて登りきると、まずは女滝から
左は女滝全景。右は位置を変えて滝の左側面から寄りによって滝壺中心のカット。きれいですね。優美な感じが女性をイメージするので女滝。
次は男滝。
高さにすると3階建ての建物に匹敵するでしょうか、水が落ちていくさまは勇壮。轟音。まさに男性をイメージ。滝壺にはこれ以上近づけませんでした。ちなみにカメラはびしょびしょです。滝の撮影は防塵防滴の一眼レフタイプで撮影しましょう。
ただ撮るのはおもしろくないので、高速シャッターとスローシャッターを楽しみましょう。
左が滝を見上げて高速シャッター!対して右が超スローシャッターでの撮影。
超スロー(1秒ぐらい)にすると糸のような表情を見せてくれますね。不思議ですね。高速シャッターも荒々しさが出て捨てがたい!
ここで滝の撮影でのワンポイントをお教えいたします。
滝に目が行きがちですが、よーーく周りをみわたすと思いがけない撮影ができます。キョロキョロっと。
まずはレンズの特性を理解して、F値1.8開放をいかすためには、、、→後ろをぼかすが正解。では作例。
左の写真は手前のシダ植物にピント。後ろの水の流れがビミョーにボケてグッド。右の写真も雰囲気でてます。このように明るいレンズの場合、風景なら絞ってなどと定石を踏まないで、思い切ってぼかす写真も撮ってみましょう。トライです。
キョロキョロ見るとこんな味のある店が、、、
目を凝らしてみると男滝の断層ってすごい↓境界がわかります(茶色と白の境目です)
更にキョロキョロ。ラブリーな瞬間炸裂?
2人して滝壺に落ちてしまいなさい。
気をとりなおして、この滝は20年前、学生時代の写真ゼミのテーマとして撮影しておりました。学校を卒業後、ご無沙汰しておりましたがまったく当時と
変わらずの清流でございました。いわば写真生活の原点の場所です。写真生活も原点があると自分の成長も確認できて気持ち新たになれる素晴らしい
存在です。皆様も写真撮影の原点になる場所をぜひ見つけてください。
さて、今回前回の撮影はこのレンズ↓
FAスターリミテッド77/1.8です。
開放描写にすぐれ、フィルム時代の設計ですが、デジタルでもばっちりいけます。
当店(レモン社新宿店)に1本在庫がございます。ぜひ、週末の写真ライフにお役立てください。(在庫状況はレモン社新宿店03-5909-2333まで)
次のペンタックスブログは10月に予定しています。お楽しみに。