10月のレモン社は「Canonフェア」再び!なのです。
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写真のカメラは名機「T90」です。当時としては測光方式を一発で切り替えられるなんて、画期的に感じたものでした。豊富な機能を一身に搭載したこのカメラ、当時は「タンク」と綽名されたものです。
ところで「初代F-1」も重戦車なんて呼ばれた事がありましたが、なんで戦車を「タンク」と呼ぶ?と疑問に感じられる方もおられるのでは…?
第一次大戦のヨーロッパにおいて、初めて近代的な戦車が戦線に現れました。長期の塹壕戦が続く状況下、歩兵を随伴して戦線突破を図るべく登場しました。最初に開発・実戦投入したイギリス軍では、ドイツ側に情報が漏れるのを恐れ、秘匿名称を「水運搬車」としていたのですが…これって、英語表記すると「Water Carrier」、略して「W.C.」となりまして、いわゆる雪隠、厠、便所、お手洗い的な物と同じになってしまう事に気が付いたわけですね。で、苦し紛れに「水タンクって事にしよ?」となり、戦車が「タンク」と呼ばれるようになったとか…
実際に「W.C.」のまま運用していたら、不衛生な前線の事ですから案外ドイツ側から「月何マルクで貸し出すのか?」なんて問い合わせがあったかも知れません。そんな事になれば、とっとと戦争も終わったかも…紛争だらけの最近、そんな馬鹿な事を考えてしまいました。