入荷アーカイブ レモン社 秋葉原店

値下げしました!Canon EOS RT(中古品)

今回ご紹介するのは1989年秋デビューの銀塩AF一眼レフ、「Canon EOS RT」です。
レモン社秋葉原店在庫の中古品、ランクAB、税込み価格¥9,000-となっております。

どことなくEOS 630とよく似たカメラなのですがそれもそのはず、EOS 630はRTの半年前に登場しておりますが、こちらのEOS RTは630の部材を最大限有効に流用しつつ開発されたカメラだそうで。

EOS RT

操作系もEOS 630とほぼ同じ。

EOS 630との大きな違いは(他のカメラとも大きく違うのですが)レフレックスミラーの跳ね上げ動作が無い・・・それじゃ写真撮れないですって?いえいえ・・・特殊透過ミラー(Canonさんはペリクルミラーと呼んでいます)をミラーボックスに固定して、ファインダのブラックアウト無しに撮影が出来るのが最大の特徴です。(RTとはReal Timeの略だそうです)

EOSRT

固定されたペリクルミラー

大きなメリットとしては先程も申し上げた通り「ブラックアウトが無い」、結果としては動体連写の追従性が良いと云う点ですが。ミラーの上下動が無いので振動・作動音も控えめなものです。
そして21世紀の現在でも特筆すべき、シャッターのレリーズラグの短さ。
メーカー公表数値では0.008秒となっていますが、EOS-1DX系でも0.055秒である事を考えると驚異的なスペック(デジタルとアナログの違いはあるにせよ)と云えるでしょう。

EOSRT

裏から見たペリクルミラー

動体撮影のみならず、フラッシュ撮影時の写り込みをファインダで確認できるのも利点の一つではありますが、デメリットも無いわけではなく・・・フィルム面へ光を透過させる際に1/3ばかり光量が落ちてしまうのがデメリットです。
ペリクルミラーからファインダ方面へ約30%の光を反射させ、残りの光がフィルム面へ届く、と云った仕掛け故に、どうしても通常の一眼レフと比べて光量が落ちてしまうのです。ファインダもちょっぴり暗く見えます。
又、ミラーの汚れ⇒画像の劣化と直結する事になるのですが、この手の構造のカメラではしばしばミラーに油染みが出ている個体を見かけるので要注意となります。(今回のこの個体は比較的キレイかと思います)

フィルム時代のEOSではシャッター幕の汚れが見受けられる物も多いのですが、その点こちらの個体のシャッター幕はかなりキレイなコンディションです。

EOS RT

630系によくある汚れ、無し。

フィルム時代のCanonさんペリクルミラー搭載機は1965年の「PELLIX」に始まり、FDレンズ時代には「F-1高速モータードライブカメラ」、「NewF-1ハイスピードモータードライブカメラ」と続き、そしてAF時代にはこの「EOS RT」、「EOS-1NRS」まで続いたところでどうやら(今のところは)その歴史を終えたようです・・・

とは云えこの技術が完全に廃れてしまった訳ではなく、現在のデジタル時代でもSONYさんのαAマウント機が「トランスルーセントミラー」の名称で採用しており、先日登場した最上位機α99IIにも採用されています。

圧倒的に短いレリーズラグ、画像取り込み時間なんぞと無縁のこのEOS RT・・・現像時間は当然かかりますが。
ご興味お持ちでしたら、レモン社秋葉原店又はナニワオンラインまでご用命下さいませ。
時々秋葉原スタッフの松浦でした。

Canon EOS RT(秋葉原店在庫中古品・2016年12月9日現在)
商品コード:2111040007909
税込価格¥9,000-
付属品:ボディキャップのみ。
保証:無し。一週間以内の初期不良返金対応となります。

 

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