今回はペンタックス HD PENTAX-DA 70mmF2.4 Limitedについての商品レビューをお届け致します。
遠くの被写体を引き寄せるほか、一点を注視する感覚を表現できる望遠レンズ。開放F2.4の大口径でありながら、全長26mmの薄型化を実現し、背景をぼかした人物撮影はもちろん機動的なスナップ撮影が楽しめます。
※ペンタックスホームページより
※ボディはKPを使用しております。35mm換算で107mmです。
今回は谷根千(やねせん)と呼ばれているエリアの谷中から、上野公園まで歩いてみました。谷中の最寄駅は京浜東北線・山手線の日暮里駅です。
駅から出て左へ行くと谷中霊園があり、その階段を上ると見えます。
谷中霊園を降りてさらに左へと進むと有名な谷中銀座の入り口です。
「夕焼けだんだん」という階段の上から見た景色です。
まあ、谷中銀座あたりは撮影する箇所がほとんど無いんですけどね。何故、今回は谷根千からスタートしたかというと、ここは猫が多くいると有名な場所なのです!が、この日はとても暑かったせいか一匹も見当たりませんでした・・・。
気を取り直して良い所がないか探して歩いていると、脇道に木々が生い茂るところが見えました。日差しが強く、気温も高かったので取り敢えず向ってみます。
こちらは須藤公園という公園で池や小高い山があり、池の周りや山は気に囲まれています。
山の上の方から水が出ており、小さい滝になっています。
木に囲まれているため日陰になっているのと、水辺のお陰でとても快適な場所でした。というわけで、こちらでレンズテストを行いました。
先ずは周辺光量落ち
F2.4で若干落ちていますが、そこまで気にしなくても大丈夫かと思います。
次にボケ具合
キレイなボケ具合です。開放だとピントが合っている部分も少しふわっとしていますが、絞っていくとカチッとしてきます。背景のボケも丸ボケでキレイです。
最後に逆光テスト
太陽の周りに十字にフレアが出ているのが気になります。太陽を直接入れなければ問題ありません。
次からは気軽に撮影した写真です。
東京は意外と坂の多い街って知っていますか?二枚目の写真・道路の向こう側も登り道になっています。谷根千はちょうど谷間の位置にあります。
ここから上野方面へと足を延ばします。
こちらは1997年に営業休止した京成電鉄の博物館動物園駅跡です。開業は1933年。
上野公園のそばにぽつんとあります。意外と見落としがちなので近くにお越しの際は是非。
※現在はトンネルの非常用避難路となっています。
噴水のそばは涼しそうですが・・
やはり日陰が良いですよね。
正岡子規記念球場では炎天下の中、草野球の試合が行われていました。
見事初球ホームラン!連写ではなく、ワンショットでタイミングよく撮影出来ました。
不忍池に行くと池一面を蓮の葉が覆っていました。
ただ、花はまだつぼみが多く、満開まではもう少し先になりそうです。
水の上は気持ちよさそうです。
最後に使用感です。
・70mmレンズですが、全長26mmで重さも131gと、とてもコンパクトで携帯性は非常に高いです。フードを付けると少し大きくなりますが気にならない程度です。
・ボケ感・逆光性能は上記の通り
・AFは静かで速いです。
こちらに向かって飛んでくるなぁ。と思ってとっさに構えて撮影出来ました。AFの速さのお陰です。
・ポートレート向きですが、スナップでも問題なく使えます。
・全体的な評価としては持っていて損のない一本です。
レンズタイプ | 望遠単焦点 |
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焦点距離(35mm判換算) | 70mm(107mm) |
開放絞り値 | F2.4 |
最小絞り | F22 |
画角 | 23° |
レンズ構成 | 5群6枚 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
最短撮影距離 | 0.7m |
最大撮影倍率 | 0.12倍 |
フィルター径 | 49mm |
最大径 x 長さ | 63 x 26 mm |
質量(重さ) | 131g |
木目がかっぱの顔に見えたんでしょうね。