死兆星、撮れました(ライブバルブで)

只今レモン社秋葉原店にはオリンパス E-M5(初代)の中古が4台程あります。かく云う私もE-M5ユーザーなのですが、先日E-M5で北斗七星を撮ってみました。会社から帰って、そのまま家の前(川崎市)に三脚を立てての撮影です・・・ところで、幾つ星が見えますか?

E-M5+Mズイコー25mmF1.8 F5.6 10.6Sec.(ライブバルブ) ASA800 GITZO Ⅰ型三脚使用

?昔(フィルムカメラ全盛期)はバルブ撮影時の露出は勘頼りの面が大きかったのですが、オリンパスさんのお家芸「ライブバルブ」では、バルブ露光中の画像をインターバル更新し、モニタで確認しながら撮影出来るのが特色です。露光中に背面モニタを見てますと、真っ黒けのモニタにジワジワと光が生まれて徐々に画が生まれ出てくる・・・・のですが、通常のバルブ撮影と厳密に比べると、撮影画像にノイズが出易い等のお話も聞きました。ある程度露光時間の目安を見定めたら、本番撮影は「ライブバルブ」解除で臨む、と云うのも手かも知れません。今回はあまりに寒くて耐えられなかった為、ライブバルブのみで撮影しています・・・

ところで「北斗七星」と呼ばれながら、写真で数えると七つ以上星がありそうに見えませんか?柄杓の取っ手の柄、端から2番目のあたり、二つありますよね。いえいえ、E-M5が乱視になったワケではありません。これぞ、「北斗の拳」で名高い「死兆星」です!

画面やや右、くっつきそうな二つの星。でっかい方がミザール。

通常は「ミザール」と「アルコル」と呼ばれるこの二つの星、視力が低下すると一つの星にしか見えないのですがそこそこの視力があれば分離して見えるはずです。まぁ、街中の明るい夜空では見えなくて当たり前かも知れませんけれど。
それにしても死兆星とは随分物騒な名前ですが、北斗の拳では「見えると死ぬ」系の話でありながら、実際の伝承では「見えなくなると死が近い」系の話が殆どの模様です。想定人生50年未満の時代、歳とともに視力が落ちる・・・老眼だ・・・と云った年齢を考慮すると、なんとなく理解できそうな気もします。

発売から既に4年が過ぎ、いつの間にか「一昔前のカメラ」扱いされつつある初代E-M5。後発のO-MDと比べると流石にカタログスペックでは負ける面が出てきています。ライブバルブはありますが、更に夜景・星景写真に強い「ライブコンポジット」は未搭載です。ライブコンポシット搭載機であれば、上の北斗七星の写真をもっとメリハリのある写真に出来たろうと思います。又、実用上不満は感じないもののEVFも明らか旧式化しています。
それでも防塵・防滴仕様、小型でありながら大変堅牢なボディ等の魅力を持つE-M5です。旧式機となり廉くなってきたので、気軽にガンガン使い込めるカメラです。

E-M5 中古ABランク ¥30,000-(税込)

2/13現在レモン社秋葉原店に中古在庫が4台ございます。上のカメラはその内の一つ。
元箱(キットボディの元箱。中箱は付属セズ)、取説、バッテリ、充電器付属。
お問合せは秋葉原店店頭まで/TEL:03-3253-0255
又はナニワオンラインまでどうぞ。