今日も雨で始まりましたレモン社秋葉原店です。
何といっても今年はオリンピックイヤー。次回東京オリンピックのロゴデザインも何とか決定した事もありまして、本日ご紹介するのはCanon New F-1 ロス五輪記念モデルです。
ソ連のアフガン侵攻により、多くの西側/反共国がボイコットする事となったモスクワオリンピックの次回の大会となったロサンゼルス五輪ですが(報復ボイコットなんてのもありましたっけ)、ド胆を抜く派手な開会式が印象に残る大会でした・・・カール・ルイスのメダル制覇にも驚きましたけど。
各部の記念ロゴ・メーカーロゴ等は金文字ですが、その他露出計/イルミネータ、シャッターダイヤル等は通常版と同じく白文字仕上げです。私自身も若い頃にNew F-1(通常版)を愛用しておりましたが、煙草を呑む習慣がある為にすべての文字が山吹色に変色しておりましたが・・・こちらはオリジナルの仕様です!
仕舞い込まれたコレクション品ではなく、それ相応に使ってこられた個体ですので、一部スレ等はありますが「ぶつけた」形跡はありません。もともとNew F-1の梨地外装仕上げは擦れ痕が目立ちやすいですね。
もっともっと使い込むと、下地の真鍮地が見えてくると思いますが、それも金ロゴに似合うかも。
先代のF-1(旧F-1とも。1971年登場)もモントリオール五輪&レイクプラシッド冬季の記念モデルがありますが、もはや2016年ともなると旧とNewのいずれも大昔のお話のように思われます・・・
カメラの角っこもぶつけやすい部分ですが、この個体はダメージ無し。
背面左のダイヤルは露出計操作のダイヤル。ノーマル/ホールド/ライト(点灯)の3モード切替。
たとえ真夏の炎天下、ASA100・1/250・F8の光線状況でも、帽子のツバで露出計採光窓が隠れると何も露出情報が判らなくなると云う理不尽な状況が発生したりします。そんな時はライト点灯でお使い下さい・・・
旧F-1からの大きな変更点として、機械式/電子制御のハイブリッドシャッターの採用がありますが、困った変更点としては「巻上の感触がゴリっゴリになった」事。ワインダー/モータードラーブ等を使わない前提であれば、旧F-1の方が遥に滑らかでキレの良い巻上の感触を味わえます。
とは云うものの、ファインダ内の露出計に絞り数値が表示されるようになった、とかフォーカシングスクリーンが圧倒的に明るくなった、等々実用性1番で造られたカメラである事は間違いありません。
レモン社秋葉原店には、只今旧&Newいずれのモデルも中古在庫がございます。ちょっと気になるかな・・・なんて方は、是非ともご来店下さいませ。
5/17現在
PLUコード:2111040008135
中古品:ランクAB 付属品:ボディキャップ ¥76,000-(税込)
お問合せはレモン社秋葉原店
又はナニワオンラインまで