今回はキヤノン EF300mm F4L IS USMについての商品レビューをお届け致します。
遠くにあるものをグッと近くに引き寄せる。遠近感の圧縮効果によって緊張感のある描写を狙う。優れた光学性能と手ブレ補正機構により、望遠レンズならではの魅力が存分に味わえる、コストパフォーマンスの高い300mm望遠レンズです。コンパクトな設計で持ち運びがしやすく、手持ち撮影も気軽に行えます。最短撮影距離は1.5mで、望遠マクロレンズのように被写体に迫ることも可能です。
※キヤノンホームページより
本日は「ザ・曇天」というのがふさわしい天気でしたので逆光テストが出来ませんでした。私としては太陽が出てなくて体力的には楽でした。
300mm単焦点という事で何を撮影しようかと悩んでおりましたが、ちょっと行ったところに動物園がある事に気付き、足を向かわせました。
※ボディはEOS 5DMarkⅢを使用しております。
まず、周辺光量落ちを三大珍獣の一種「コビトカバ」さんで
ちょっと出てるかなー。という感じです。
次にボケ具合を某動物園のアイドル「ハシビロコウ」さんで
前ボケを入れてみましたが、明暗差がありましたので前ボケ部分が暗くなってしまいました。。。
F4を見ると周辺光量が落ちていますね。暗い部分では分かりやすいです。F5.6ではほとんど感じられません。
動かないで有名な方ですが、この日はちょこちょこ動いていました。
ちなみにこんな所から撮影しました。
真ん中に白く写るのがハシビロコウさんです。
次に近接撮影
1.5mという事で、どこまで寄れるかというと
こんな感じです。
ヤギやヒツジの独特な黒目が苦手な方もいるようですが、夕方や暗い場所に入るとちゃんと黒目が大きくなるんですよ。
続いても近接撮影
暗い場所での撮影です。さすがに暗すぎて暗部が潰れてしまいました。
ただ、毛や皮膚の質感は上手く出ていると思います。
アンデスコンドル特有の赤い目が怖さを引き立たせます。
体が白黒という意地悪な被写体なので、首回りの羽毛部分が白飛びして口の下部分が黒く潰れてしまいました。
「夜の森」というほとんど光のない場所で頑張って撮影してみました。
確実にボディのISO25600という恩恵を受けた撮影です。
最後に使用感です。AFがちょっと迷う時があるのとモーター音が気になりました。近接撮影時が慣れていないと扱いづらいのかと思います。重さは見た目ほど気になりませんでした。標準ズームとこのレンズを持ち歩いても良いのかと思います。この上のEF300mm F2.8L IS Ⅱ USMに比べれば値段も重さも軽いので(特にお値段!)手の出しやすいレンズかと思います。
商品仕様
画角(水平・垂直・対角線) | 6°50'・4°35'・8°15' |
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レンズ構成 | 11群 15枚 |
絞り羽根枚数 | 8枚 |
最小絞り | 32 |
最短撮影距離 | 1.5m |
最大撮影倍率 | 0.24倍 |
フィルター径 | 77mm |
最大径×長さ | φ90mm×221mm |
質量 | 1190g |
手ブレ補正効果 | 約2段分※ |
- ※これよりも低速になると手ブレが起こりやすくなるといわれる「1/焦点距離」秒のシャッタースピードを基準としています。(使用するカメラのセンサーサイズにより異なります)
担当:88(B1)