【寒中見舞い】いつ出すの?喪中はがきに対する返礼とテンプレ文例


年賀状を作っている時に、友人や身近な方から喪中はがきが届く事があります。

その際にみなさんはどのような対応をするでしょうか?

① なにもしない。

② 年内に届くように喪中見舞いとして返事を書く。

③ 1月7日以降に、寒中見舞いとして返事を書く。

実は、どれも正解なんです。

喪中はがきは、「身内に不幸があり、今年は年賀状を送ることが出来ません」という事を
前もって相手に知らせるために送るものです。

「年賀状を出すことが出来ない」という事を伝えることが第一の目的ですので、
特別何かしてほしいと言う訳で喪中はがきを送っているわけではありません。

喪中が届いたからといって、「返事をしないと失礼かしら…」とビクビクすることもないわけです。

そのこともあってか、①のなにもしないというやり方が一般的になっているようです。

でも、やっぱり相手に「お悔やみの気持ちを伝えたい!」という場合もありますよね。

例えば
「○○ちゃんのお母さん亡くなったのかぁ…良くしてもらったなぁ」
「お世話になったなぁ」といった気持ちを伝えたいけど…どうしよう?

そんなときは喪中はがきの返事(返礼)を書くことで
相手にお悔やみの気持ちを伝えることができます。

その方法というのが上にも書きました、

② 年内に届くように喪中見舞いとして返事を書く。

③1月7日以降に、寒中見舞いとして返事を書く。

のやり方になるわけです。

とはいうものの、書く機会が多くあるものでもありませんので、
どうやって書けばいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。

今回は、喪中はがきの返礼編と題して
寒中見舞いで相手に返事を書く」というやり方を書いていこうと思います。

実際の文例も一緒に紹介しますので、参考にしながら頑張って書いてみましょう!

メモの準備はOKですか?

まず寒中見舞いというのは、出す期間が決まっています。

地域によって差はありますが、
1月8日から2月3日まで(節分(立春)の前日まで)に送るというのが一般的です。

期間外に送ってしまってはせっかくのお悔やみの気持ちも薄れてしまいます。
気をつけるようにしましょう。

いきなり書こうとしても、中々上手くいきません。
変に書いてしまって相手の方を不快にさせたりでもしたら大変です。

そんなことを考えていると、あーでもないこーでもないと書く手が止まってしまいますよね。

大丈夫です、実は上手く書くポイントがあるんです。

そこさえ抑えておけば、まず失敗することはありません。

はがきの書き方ですがいくつかポイントがあります。

(1)お見舞いの言葉を述べる

(2)不幸を知らなかったことをお詫びする

(3)お悔やみの言葉を述べる

(4)励ましの言葉を記す

こういったポイントを抑えて書くと間違いは少なくなります。

寒中見舞いとして返事を書く場合は、まず喪中の知らせを受けたので
年賀状は控えたということを忘れずに伝えることを忘れないようにしましょう。

では具体的にどのような文になるのか、ひとつ例文を。

●その1

→1(お見舞いの言葉)

寒中お見舞い申し上げます

服喪中でいらっしゃいますので、年始のご挨拶は遠慮させていただきます。

→2(不幸を知らなかったことを詫びる)

この度の〇〇様のご他界を知って驚いております。

存じ上げず、お悔やみの言葉も申し上げられませんでしたことをお許しくださいませ。 

→3(お悔やみの言葉)

改めて、お悔やみを申し上げますとともに、〇〇様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

→4(励ましの言葉)

お気を落とされていることと存じますが、お心を強くお持ちになってお過ごしください。
今年は例年より厳しい寒さが続いております。くれぐれもご自愛くださいますようお祈り申し上げます。


といった形で1から4までのポイントを抑えて書くと、相手に配慮のある文を書くことができます。

ただ相手との間柄によってはもう少しくだけた表現に変えても問題はありません。

故人との思い出話を盛り込んだ内容を書いてもいい場合もあります。
ただ故人を思い出してしまって相手が辛い思いをするという場合があることを忘れないでくださいね。


●その2

 寒中見舞い申し上げます

 ご服喪中につき、年頭のご挨拶はご遠慮させていただきます。

 ご主人がご逝去なさってからまだ○月足らず、ご一家の皆様には、
 お寂しい毎日をお過ごしのこととお察しいたします。

 入社以来、○○様にはお世話になるばかりで、お返しもできないまま、
 お別れいたすこととなってしまいました。今はご冥福をお祈り申し上げるばかりでございます。

 寒さひとしお厳しき折、ご自愛のほど、切にお祈り申し上げます。


こちらのタイプは会社の上司の喪中に対する返礼になります。

目上の方が読むことを想定して正しい言葉遣いをしなくてはいけません。
文例その1で説明した「くだけた表現」というのは避けたほうがいいでしょう。

送る相手によって表現を変えて失礼のないようにするのが鉄則です。

以上今回は2つの文を例に挙げて説明してきました。

近年、返事をしないことのほうが一般的になりつつある喪中はがき。

お悔やみの気持ちを伝える為に、今年は寒中見舞いだしてみませんか?

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