キヤノンヒストリー 「NEW F-1高速モータードライブカメラ」のご紹介

こんばんわ
カメラのナニワ 心斎橋中古買取センターのたつみです。。

さて先日お客様より買取させて頂いた商品の中でとても珍しいものがありましたので、ヒストリーと題し
「キヤノン NEW F-1高速モータードライブカメラ」をご紹介します。

このカメラが発売されましたは、遡る事30年前1984年の2月でした。
ちなみこの年の8月にはアメリカでロスアンゼルスオリンピックが開催されました。
この大会においてキヤノンは公式記録カメラの認定を受けており、まさに五輪を撮影する為に
生れてきたといっても過言ではないでしょう。

外見からも想像できるように、決定的シーンを逃さぬように当時プロカメラからも圧倒的な支持を
受けていたNEW F-1をベースに徹底的に機能強化が図られました。

一般仕様との主な変更点
・ファインダー像の消滅のないペリクルミラーを使用(のちにEOS1RSにも搭載)
・自社開発による4軸電磁駆動・金属幕使用の横走り式フォーカルプレーンシャッター
・測光機能は、指標合致式のTTL絞り込み測光で、絞り制御は、強制的に絞りを実絞り位置にホールド
 する電動式の絞り制御機構を採用
・電源部は、本体下部への取り付けもしくは分離しての使用が可能。
 専用バッテリーの単3型Ni-Cd電池10本を封入したバッテリ一パックを2本使用
・巻き上げ速度は3段階
?? Hモードにおいて、当時としては驚異的な秒間l4コマの高速連写を実現。
 (通常巻き上げレバーは省略)
・一般販売はされずプロカメラマン向けの限定モデル
 本体セット価格はこれまは当時としては破格の130万円!
・生産台数は未公表?(噂では200台ほどだとか。。)
 故に市場に出回る事はほとんどなく『幻のカメラ』と言われている代物です。

(参考:CANON CAMEAR MUSEUM より)

近々カメラのナニワグループ店舗に並びますので、是非実物をご覧頂ければと思います。