コラム カメラのナニワ 心斎橋本店

レンズカビを発生させない為の保蔵方法3つ

実際にレンズに発生したカビを見てみましょう。

img_6569 img_6572 img_6568 img_6562

カビを防ぐための対処方法は色々あります。

防湿庫

その名の通り湿気を防ぐキャビネットのようなもので、電気で湿度を管理します。
ほとんどの防湿庫がガラス扉になっているので中身が見えて鑑賞にもいいものです。
ただ、少し値段が張りますが、最近は手頃の価格のものも出ていますし電気代も微々たるものです。

ドライボックス

プラスチック製の衣装ケースのような見た目ですが、ふたはシリコンゴムなどのパッキン付きで密閉できるようになっています。
中に除湿剤や乾燥剤(シリカゲル)や防カビ剤を一緒に入れて保管します。
低価格なのと、1台のカメラが入るくらいのサイズからののものがあるという手軽さがいいです。

ジップロック

これが一番安上がり。ジップロックにシリカゲル(除湿剤)と一緒に入れてできるだけ空気を抜いて密閉します。
レンズを複数持って出掛ける場合は、ジップロックに入ったまま持って行けるのも便利ですね。雨の心配もいりません。

ドライボックスもジップロックも、除湿剤がある程度湿気を吸ったら交換する必要があるので、取り換えの目安を参考にして、交換してくださいね。
また、風通しした方がいいかと思って開けておくのは間違い。容器は開け閉めすると湿度を取り込んでしまうので、必要以上に開け閉めしないこともポイントです。

カメラ保管の最適湿度は?

カメラの保管に最適な湿度は30~50%、特に30~40パーセントに保つのが推奨されています。高くても50パーセント以下ですね。
ただ、湿度が低すぎるのも他の部分の劣化を招く恐れがあるので、30%以下にならないようにしましょう。

まとめ

カビの好むのは温度が20度以上、湿度が65%以上と言われています。でも普段のちょっとしたお手入れと保管方法で大切なカメラを守ることができるので、少しだけ気を遣ってあげましょう。

ただ、大事にしすぎて保管したままより、頻繁に使ってる方がカビは生えにくいですよ。

関連の記事

コラム
2021/05/25

「 "初めて"の展示しよ!【プロセス付き】」〜後編〜

  • #写真展
コラム
2021/05/19

【商品レビュー】写真をもっと好きになれる富士フイルム

コラム
2021/04/28

「 "初めて"の展示しよ!【プロセス付き】」〜中編〜

  • #写真展
もっと見る