今回は「FED2 d型+インダスター26M 52mm f2.8」をご紹介します!
ロシアには複数のライカを模倣したレンジファインダーが存在しますが、
個性的なものが多く、ドイツのそれとはまた別の進化をしています。
このFED(フェド)シリーズもその一つ。
フィルムを巻き込む「スプール」には釣り糸のようなひっかけ爪があり、
よくフィルムをかみこんでくれます。ここは、本家ライカにはない改良だったり。
さて…その実力はいかに!?
フジカラー100フィルムを詰めての試写!
付属レンズ「フェド・インダスター26M 52mm f2.8」はアルミ鏡筒で
びっくりするくらいの軽さ。最初は本当に写るのか不安ですが…意外なほど良く写ります。
レンズ構成は「3群4枚テッサー型」と呼ばれ、シャープな写りに
ロシアレンズ特有の鮮やかな色で味付けされてます。
なんとも穏やかなボケ具合・・・。
その秘密は、絞り羽が10枚もあるからでしょう。
円形に近ければ近いほど、ボケはきれいになるのです。
質感を捉えながらも…どこかレトロさも醸し出しております。
どうでしょう、この「意外」さを一度知ったらクセになる「ロシアカメラ」の世界。
生産にばらつきがあり、個体差が大きくあると言われておりますが、
その違いを個性として楽しむのも面白いですよ!
アヤシいロシアカメラ・・気になる方は、カメラのナニワ京都店までどうぞ!
【今回のカメラ】
FED2d+インダスター26M 52mmf2.8 セット
商品ランク:J
付属品:Fキャップ ケース
店頭価格 ¥15800(税込) 2015年3月現在
※売切れの際はご容赦願います