こんにちは、カメラコーナーたかはしです。
いよいよ、夏も本番。
6月発売のパナソニック DMC-G7を紹介いたします。
なだらかな流線を基調としていた先代、G6からデザインを一新。
直線を多用したフォルムに、プラスチックの小型軽量ボディ。
マイクロフォーサーズの持つ小型軽量のメリットを存分に発揮した仕上がりです。
今回、この機体とともに、自転車で被写体探しに行ってまいりました。
さて・・・その実力やいかに!?
DMC-G7/LUMIX G VARIO 14-140mm F3.5-5.6 ASPH. POWER O.I.S./
ISO800/1/100秒/F5.6/±0EV /55mm
レンズはキット付属の「G 14-140mm F3.5-5.6」。
まず、驚いたのはAFの速さ。
コントラスト検出方式の空間認識AFですが、ほとんど迷わず瞬時にサクサク合ってくれます。
DMC-G7/LUMIX G VARIO 14-140mm F3.5-5.6 ASPH. POWER O.I.S./
ISO400/1/60秒/F5.6/-1.3EV/140mm
高倍率のズームレンズと高速AFの合わせ技で、猫に逃げられる前に撮影できました。
望遠側で遅めのシャッター速度でしたがグリップのよさに加え、
ボディ内手ブレ補正がよく効いてくれているので、毛並もシャープにでてます。
同社のGH4から搭載された機能ですがG7からは、
ドライブモードダイヤルの「4K」として追加され、瞬時に切り替えれるようになりました。
画素数は本来の1605万画素から800万画素に下がりますが、
秒30コマ、最大30分撮影(連射)可能というのはたいへん魅力的です。
阪急電車を撮影しましたが・・・実にスムーズ!
車体の写り込みまでよく解像しております。
最初は全てつながった音声無しの動画ファイル状態で出力され、
画像として切り出すのはカメラ内、パソコン両方で行えますが
動画を停止してから、その部分一枚を画像として保存する、といった感じの流れなので
枚数をまとめて出せないのはちょっと気になるところ。
上の連続する画像から切り出した一枚です。
一枚絵としても遜色なく、A4サイズまでの引き伸ばしなら耐えられるでしょう。
なお、メモリーカードは大容量かつ速度の出るものでないと
途中で処理が追いつかなくなり、撮影が終了するので注意が必要です。
クリエイティブコントロールには、
「モノクローム」「ラフモノクローム」「シルキーモノクローム」の3種類が追加され、
全22種類となりました。
以前、モノクロは「ダイナミックモノクローム」のみでした。
ダイナミックモノクローム
陰影が強調され、メリハリのあるモノクロ。
モノクローム
ダイナミックより全体が中間調になっております。
ラフモノクローム
全体的にざらざらとした粒子感が強く、
感度の低いフィルムを使用した感じになります。
シルキーモノクローム
オールドレンズを使用した時のような、
ソフトフォーカスがかかります。
どのフィルターもかなり写真の雰囲気が変わるので、
活用すれば、どんどん表現の幅が広がりますね。
DMC-G7/LUMIX G VARIO 14-140mm F3.5-5.6 ASPH. POWER O.I.S./
ISO400 / 1/40秒 /F5.6/-1.3EV /140mm
ちょこまか動く鳥を「ピンポイントAF」で撮影。
ファインダーの画素数がG6の144万ドットから236万ドットに向上したので
非常に見やすくなり、レスポンスも良いので合わせやすかったです。
DMC-G7/LUMIX G VARIO 14-140mm F3.5-5.6 ASPH. POWER O.I.S./
ISO400 / 1/16秒/F5.6/+0.3EV /65mm
苔むした神社の狛犬。
露出補正は新規追加の第2ダイヤルで行えるのでEVFを覗いたまま、
シャッターボタンから指を離さずに撮影できるのがありがたいです。
DMC-G7/LUMIX G VARIO 14-140mm F3.5-5.6 ASPH. POWER O.I.S./
ISO400 /1/160秒/F4.6/±0 EV/37mm
使用してみて感じたのは、
軽量かつレスポンスがよく撮影にストレスを感じない仕様に加え
割り当て可能なFn(カスタムボタン)が6個もありますので、
自分好みにカスタマイズできる、実にいじりがいのあるカメラであるということです。
4Kフォトも、決定的瞬間を逃さず捕らえる上で極めて魅力的ですし、
まだまだいろいろ面白い使い方が出来そうです。
クリエイティブで好奇心旺盛なあなたに!
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担当 たかはし