キヤノン EOS8000D レビュー in 嵐山

こんにちは、カメラのナニワ京都店です。
今回ご紹介いたしますカメラは、今年4月発売のキヤノン EOS8000D

EOS Kissシリーズと2ケタDシリーズの間に、新たに登場した
「プレミアムエントリー」EOSでございます。


新規追加のサブ液晶パネル。

70Dのものと比較すると3/2ほどのサイズとなり、
「AFモード」「ドライブモード」「測光方式」が省略されました。
表示される情報は最低限ですが、必要なところは抑えています。


操作系で、X8iから追加された機能としては。

①背面サブ電子ダイヤル:各設定時の操作感UP
②マルチ電子ロックスイッチ:誤動作の防止
③モードダイヤルロックスイッチ:モードダイヤルが不意に回らないようにする。
④ディスプレイオフセンサー:ファインダーを覗いた時に背面液晶を自動消灯
でございます。
上下左右の選択ボタンは先代kissX7シリーズと比べて、しっかりとしたクリック感があります。


X8iと同じく、70D、X7iに採用されたタッチバリアングルモニターも受け継いでおります。
更に画像の「電子水準器」を搭載。これは姉妹機X8iには無く、
水平出しがとても楽になるので、構図にこだわった写真を撮るにはありがたい機能です。
外観だけでなく、中身までしっかり手を入れていることがわかります。

レンズはキットレンズEF-S18-135 3.5-IS STM。
コストパフォーマンスに優れた万能レンズです。
STM搭載でライブビュー時のAF性能が向上しているので、
8000Dとの相性は抜群です。

さて....その実力はいかに!?

今回は京都嵐山周辺での試写でございます。


Canon EOS 8000D/EF-S18-135 3.5-5.6 IS STM/1/400秒/F8/ISO100/±0EV/28mm

渡月橋。
嵐山で最も有名な観光スポット、橋の上では記念撮影が絶え間なく行われております。
鉄筋コンクリート製の橋桁に木製の欄干が特徴的なこの橋は
2年前の台風での冠水も耐え抜きました。


Canon EOS 8000D/EF-S18-135 3.5-5.6 IS STM/1/800秒/F7.1/ISO100/±0EV/135mm
8000Dを実際に使ってみて真っ先に感じたのは、AF性能の向上。
AF周りが新しくなり、素早くスッと合います。
難しい場面でしたが、特に迷うことなくピントが合わせられました。


Canon EOS 8000D/EF-S18-135 3.5-5.6 IS STM/1/50秒/F7.1/ISO100/±0.3EV/85mm
こだわった操作系は使いやすく、快適そのもの。
グリップも程よく深く、70D譲りのファインダー内表示と直感操作のダイヤルで
ファインダーを除いたままの一眼レフらしい撮影が行えますし
ライブビュー、タッチパネルを使ってのスマートな撮影も行えます。

動きを追う「サーボAF」は
X8iは従来のAiサーボAFですが、8000Dは「AIサーボAF II」にパワーアップ。
19点のセンサーを存分に生かして動きモノに強くなりました。

 
センサーも一新され
解像度はX7の1800万画素から600万上って2400万画素となりました。
蓮池のシオカラトンボを拡大してみましたが、よく解像しております。



嵐山周辺スナップ。

8000Dというカメラは、70Dから機能を省いたのではなく
Kiss系をベースに、上位機から使いやすい機能を厳選して詰め込んでいるのだと感じました。

それでいてkiss系の持つ強みである軽量さを兼ね備えているのですから
メインだけではなくサブカメラにもおすすめですね。