こんにちは。
カメラのナニワ京都店です。
今回ご紹介しますのはキヤノンEOS 5Dsと、EF11-24mm F4L でございます。
5060万画素を誇るEOS 5Ds。
外観はほぼEOS?5DMarkIIIから変更がないように見えますがペンタ部、肩部のラインが異なります。
見分けるうえでもっとも分かりやすい変更箇所は、機種名バッジが5Dsになっている部分と、
モードダイヤルの文字が印刷から立体に変更されている部分でしょう。
ストラップもEOS-1Dxのような金文字仕様になっております。
EF11-24mm F4L USM
キヤノンが2015年世に送り出した35mmフルサイズ対応世界最広角ズームレンズは
インパクトある巨大な前玉が特徴です。
専用の被せ式のレンズキャップは沈み込みが深い上、上下の爪がカッチリ良くホールドしてくれます。
ズーム時には前玉が前後するので、少々気を使わなければいけないでしょう。
さて、黄金コンビの実力やいかに。
やってきましたのは、JR京都駅。
駅前ロータリーから京都タワーを撮影しました。
5Dsの実力を確認するために、赤枠の中心部を拡大してみましょう。
如何でしょう。窓をはじめとした各部のディテールのシャープさに加え
看板の文字まで読み取れるほどの、まさに脅威の解像力。
人の絶え間なく流れる京都駅 中央改札前。
めまぐるしい情報量ですが、このレンズなら一気に受け止められます。
もともとが超広角なので被写界深度が深いのもありますが、AFの合いもスムーズ。
フィッシュアイレンズの凝縮感とは異なり、広がりがあります。
ファインダーごしに真上を見上げると、
過去に捉える事の出来なかった京都駅の細密な天面を余すことなく収められる事に気づきました。
極限まで抑えられた収差による、新たなる表現の可能性を感じます。
少し角度をつけるだけで強烈にパースがつくので、遠近感を付けた表現も可能です。
今回人ごみの中で使用していて最も恩恵を感じたのはシャッター周辺。
ミラー駆動をモーター化することによって極限まで振動が抑えられた素晴らしく繊細なシャッターは、ブレや音を抑えるだけでなく心地よさも与えてくれます。
体感では5DMarkⅢの静音モードや、静かな事で定評のある6Dよりも個人的には上でした。
下から見上げて面白いなら、上から見下ろしたらどうなるのか、
というわけで京都タワー展望台にやってまいりました。
エレベータ内を撮影した時、私はドア近くに立っておりましたが数歩引いた感じで写っております。
すなわち狭い室内で使っても結構な威力を発揮するということですね。
タワー自体の窓枠が写りこんでしまうのでトリミングなしという条件ですと、少々難儀しました。
フィッシュアイレンズ同様、余計な物が写り込まない様に気を付けるべきですね。
夜の烏丸交差点。
ISO3200で撮影しましたが、ノイズも抑えられており上々です。
色の出方は全体的にコントラストが高く、現代的ですね。
以前EOS-1Dxを使った際は確実に撮れる「瞬間」を逃さないカメラだと感じましたが、
EOS5Dsは目の前のすべてを撮れる「細部」を逃さないカメラであるということです。
高解像度5000万画素センサーの実力は確かなものでありますが、
それを生かし切るレンズと言うのはまだ多くはありません。
EF11-24mmはその急先鋒と言うべきレンズであり、
ボディ・レンズ合わせてキヤノンのクラフトマンシップがうかがえる仕上がりとなっております。
極限まで拡がる解像世界を体験できる。
EOS5Ds+EF11-24mm F4L USM
ご入用の際は、カメラのナニワ京都店まで!