こんにちは、カメラのナニワ京都店です。
今回紹介いたしますレンズはマイクロフォーサーズ用
「コシナ・フォクトレンダーノクトン 25mm F0.95」でございます。
質感の良い金属鏡筒に、オートフォーカスなし、電子接点もなしのマニュアルレンズ。
コシナ・フォクトレンダーらしい割り切りのあるレンズであります。
はたしてその実力はいかに。
今回訪れましたのは秋深まる京都
京阪電車 七条駅周辺。
近くには、琳派200年記念で湧く京都国立博物館や三十三間堂などがあります。
まずは珍しく秋に咲いていた鴨川のタンポポを各絞り値で撮り比べてみました。
今回、ボディーはOM-D E-M5を使用しております。
柔らかい開放から絞るととたんに性格が変わりシャープになるさまは
さながらオールドレンズのようですね。
「白象図」で有名な養源院にお邪魔しました。
他に俵屋宗達の襖絵などもあり、紅葉も美しい素晴らしいスポットです。
境内のほこらをスナップ。暗所でも臆せず使えます。
安穏でやわらかい雰囲気がでてます。
開放F0.95の世界。
ソフトフォーカスがかり、周囲は完全にとろけます。
近接17cmまで寄れるので、最短で撮影しましたが
ふわっと浮き上がるフォーカスがトルクの良いヘリコイドと相まって、マクロレンズに近い使用感でした。
目の覚めるような発色、なめらかなボケ具合、解像感。さすがはフォクトレンダーです。
開放の被写界深度の浅さをお伝えするために、
ピントの位置を変えて3枚撮影してみました。
ピント合わせはなかなかシビアですが
現代においてはライブビュー撮影でのフォーカスピーキングや
拡大撮影機能を使えるので、ピントの山をつかむことは決して難しくはありません。
前ボケ、後ろボケともに10枚絞りなだけあって、実になめらか。
ボケにくいと言われるマイクロフォーサーズで、ここまでの表現力。
ボケを味わえるレンズとして、存分に楽しめることでしょう。
大口径ならではの優雅なボケに包まれ、酔いしれる。
コシナ フォクトレンダー ノクトン 25mmF0.95
魅惑の世界があなたを待っています。