オリンパス OM-D E-M1+ M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroレビュー 

こんにちは、カメラのナニワ京都店です。
今回ご紹介いたしますカメラは
OM-D E-M1と、M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroでございます。

OM-D E-M1、オリンパスのフィルム一眼の名機、OMシリーズをモチーフした精悍なスタイリング。
下位機種のOM-D E-M5系よりグリップが張り出して深く、ホールド性は抜群です。



2012年発売、M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
35mm換算120mmのマクロレンズですが、細身の鏡筒はたいへんコンパクト。
ミラーレス一眼用マクロレンズでは唯一という、ユニークな指標表示が特徴で
表示窓の中をスーッと縦にスライドする針はなんとも機械的な印象でカッコいいですね。
防塵防滴なので、屋外でも安心して使えます。



万博記念公園にやってまいりました。
通常の中望遠レンズとしてもいい写り。


その隣、エキスポランド跡地に今年オープンした
水族館「ニフレル」にて撮影を行います。



ニフレルは、「触(ふ)れる」をコンセプトにした水族館。
魚たちは色彩豊かで、目を楽しませてくれるものばかり。
写真撮影OKですが、魚が驚くのでフラッシュは禁止、これは動物園でも常識ですね。
円筒形の水槽は湾曲しており、
カメラをしっかりガラス面に平行で撮らないと歪んでしまうので注意が必要です。


化石で有名なオウムガイ。
動きの少ない魚は、撮りやすいです。

このレンズ、ボケ味はにじみすぎないのでシャキッと仕上がります。
マクロの設定レンジは[0.4m~∞] [0.19~0.4m] [0.19m~∞] [1:1](最短19cmのみ)の4種の内
小型水槽の展示で撮る分の設定範囲は[0.19-0.4m]のみで十分でした。


動きの激しい小さな魚類はなかなか捉えるのが難しい被写体で、
C-AF TR(動体検知AF)でも追い切れない事が多く、
潔くマニュアルフォーカスでじっくり捉えて撮影しました。

人の多い水族館、邪魔にならぬようファインダーを覗くのは極力控えて
チルト液晶を曲げ、下を覗くいわゆる「ウェストレベル」での
ライブビュー撮影スタイルはとてもやりやすく、いまさらながら動く液晶に恩恵を感じます。


ワオキツネザルが人に交じって自然になじんでおりますが、本物です。

ニフレルには動物ゾーンがあり、このように動物が放されております。
OM-DのCMでは動物写真家の岩合光昭さんが出演されておりましたが、
なるほどこうしてみると確かに動物の撮影もいい具合ですね。
毛並みのふんわり感や大きな目のうるおい、良く出てます。



このシチュエーションでは設定レンジ [0.19m~∞] が活躍。
C-AF TRもこのくらいの大きさの動物はしっかり追ってくれるので
動き回るキツネザル、飛び回る鳥たちもうまく捉えることが出来ました。


やはり「フラッグシップ」であるEーM1は高い操作性、質感を持っていて
下位機種とはいえ後発で性能の上がったE-M5MarkII、E-M10 MarkIIの「下剋上」にも
たびたびのファームウェア・アップデートによって依然その地位を守っています。

今年はPENシリーズの最上位機種「PEN F」が登場しますが、
OM-Dシリーズはどう進化していくのかが気になるところです。

進化し続けるミラーレス
OM-D E-M1
と、M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
お求めの際はぜひ、カメラのナニワ京都店へ。