こんにちは、カメラのナニワ京都店 たかはしです。
今回レビューいたしますは、ニコンD810+AF-S Micro 60mm f/2.8Gでございます。
さて、その実力やいかに。
万博記念公園にやってまいりました。
太陽の塔が満開の桜で隠れてしまっています。
寄ってみました。
良好なボケ味でございます。
前ボケと後ボケ、ピントを変えての比較。
後ボケはやや太い印象ですね。
解像力は開放から高く、D810の解像度にもついて来ています。
D810本体の性能の素晴らしさについては
D810+AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G レビューにて解説しておりますので、ご参考までに。
以前、秋ごろ訪れた「花の丘」にはコスモスに代わりポピーが満開。
あえてここでも絞りをあけて春のおだやかさを演出してみました。
オレンジの一本線の入ったポピーをクローズアップ。
近接付近での優秀な解像力は流石マクロレンズの本領発揮といったところ。
初期設定での撮影だと、液晶画面のレビューで黄色味が強く感じられましたが
後で見返してみると温かみのあるいい色に見えるのはニコンマジックでしょうか。
そろそろ落ちかけの椿。
写りは繊細ですが、そこに力強さをもたらしてくれるのが
このうれしくなる色乗りの良さ。
少し距離を出すと、色収差やざわついた感じのボケが出てきます。
ここらの好みは分かれますが
オールドニッコールっぽくて個人的には良い「味」かと。
雨後に出てきたかたつむりを発見。
周辺減光も出てきますが、そこが逆に「凝視する」感覚に近くて面白いです。
中心を拡大してみても、この余裕。
50mmと85mmの中間、60mmという焦点距離が、
実用に置いて選択の幅を広げてくれるので、
とても扱いやすく、1本で何でも撮りたくなってきます
何気ない一枚も、豊かな色調・コントラスト、解像感でぐっと雰囲気が出て来ます。
桜の花びらとホースの質感の違いもくっきり描写してくれるので、のっぺりせず立体感があります。
やはり、フルサイズでマクロはバツグンに楽しめますね。
家に帰ってから見返す時も、伸ばせばまた新たな発見にあふれているので
暖かい春先、どんどん持ち出したくなる魅力があります。
nikon D810+AF-S Micro 60mm f/2.8G
お求めの際はぜひ、カメラのナニワ京都店へ。
担当 たかはし