タムロンSP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F017)レビュー


こんにちは、カメラのナニワ京都店です。
今回ご紹介いたしますレンズはタムロンSP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F017)
外観はリニューアルされ、落ち着いた近未来的デザインになりました。

前身にあたるModel F004(2012年発売)と比較しますと、デザイン以外の主だった変更としてはレンズ光学系は11群14枚構成で、変更なし。タムロン伝統の90ミリがそれだけ完成度の高い設計であるといった自信の表れにも見えますが、手振れ補正は強化されシフトぶれにも対応。シャッタースピード3.5段分の補正がかかり、より手持ち撮影での使いやすさに磨きがかかっております。

その実力やいかに。


チューリップ-万博公園チューリップ畑
先代90マクロで紫陽花を撮影した万博記念公園にやってまいりました、ボディはEOS 6Dです。新たにレンズ前面に「防汚コーティング」が施され、汚れに強くなっています。
花などを接写する時、時たまレンズに撮影後に花粉が気づかずについていたりするのでありがたい改良ですね。


チューリップ-万博公園歩道
春の陽気が心地良い日だったので、少し露出オーバーめに出してみました。ソフトウェア改善でAF精度・スピードが向上しているので、花が風で揺らいでいても以前より捕捉しやすく、撮りやすくなったと感じます。


魚-水族館ニフレル
小さな被写体でも良く捉えてくれました。一点AFにしても迷うときはフルタイムMFを使えば
AF中にも微調整が効くのでストレスを感じません。

タムロン90ミリシリーズ最大の魅力とも言っていいであろう、
数々の世代を魅了してきたこのなめらかなボケ味は、変わらぬ良さですね。


オウギバト(世界最大の鳩の一種)-水族館ニフレル
ピントが合った所に対する優れた描写力も忘れないで頂きたい重要なポイント。
綿密な毛並み、羽毛の1本まで解像しています。


フクロウ-水族館ニフレル
ボケる所はボケて、ピントが合ったところはしっかり描写する。
基本的なことですがこの要素が徹底されているので、メリハリの付いた気持ちのいい写真が撮れます。


ツツジ―水族館ニフレル入口前
夕方あたりの発色も美しく、個人的な印象ではミノルタ系の優雅な色に似た雰囲気も出てます。10枚の円形絞りだけあって、望遠域でもボケはうるさくなりません。


クローズアップ。
近づけば近づくほど背景は溶け合い、被写体を際立たせます。




洗練され続ける、タムロンSP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD
お求めの際はぜひ、カメラのナニワ京都店へ。