今回は、キヤノン PowerShot G3Xの使用レビューでございます。
まずは簡単なスペックから紹介させていただきます。
・有効画素数2020万画素
・1型CMOSセンサー(裏面照射型)
・24mm~600mmの光学25倍ズーム
・最短撮影距離5cm
・防塵防滴ボディ
・チルト液晶搭載、等・・・
至れり尽くせりなスペックとなっております。
何と言っても一番の特徴は24~600mmの光学25倍ズーム
さらには1200mm相当の「プログレッシブファインズーム50倍」
までいけちゃいます!
こちらが広角側の24mmのレンズの状態です。
こちらが1200mm相当時のレンズの状態です。
レンズの全長は約130cmまで、せり出します。多少は長くなりますが1200mm相当と考えたら驚きの小ささです。
続いて、焦点距離別の画質を見てみましょう。
こちらが焦点距離24mmです。
写真の中心にある長方形に向かってズームしていきます。
こちらが光学25倍ズーム時の写真です。光学ズームだけあって画質の劣化は見られません。
こちらが「プログレッシブファインズーム50倍」です。
やはり光学ズームほどの解像度とは言えませんが、1200mm相当と考えれば許容範囲内の写りではないでしょうか。
ちなみに「光学ズーム」と「デジタルズーム」の違いは・・・
光学ズームとはレンズを移動させ光学的に拡大させるズームのことで一眼レフと同じように画質の劣化は、ほとんどありません。
それに対してデジタルズームとは、センサーに映った画像をデジタル的に拡大させているだけなので、画質が粗くなることがあります。
さらに「プログレッシブファインズーム」は、デジタルズームではあるんですが、画像処理エンジンの画素補間等の技術によって画質の劣化が見受けられない範囲のことをキヤノンでは「プログレッシブファインズーム」と呼びます。
また、写真の記録サイズによってプログレッシブファインズームの範囲も変わります。
ちなみに、この1200mm相当の写真、手持ちで撮りましたが全然ブレませんでした。さすがキヤノンの手ブレ補正です。
最短撮影距離は、5cmとマクロ撮影もこなせます。
ボケも、ざわつきもなく滑らかで綺麗です。
チルト液晶&タッチパネルでローアングルでの撮影も楽々です。
写真中央の四角い部分の椿の花が一番、綺麗に咲いているので・・
ズームして撮影!撮影シーンの幅が広がる、とても便利なカメラです。
この日撮影したその他の写真。
ここ最近、様々な高倍率ズームが出来るネオコンデジと言われるカメラが数多く出てますよね。
その中でも1型サイズのセンサーと比較的、大きいサイズのセンサーサイズを積んでいるので、幅広いダイナミックレンジと一眼レフのような、大きな背景ボケを楽しむことが出来ます。
今回の撮影で感じたことは、超望遠域にも関わらず、手ブレしにくいといった精度の高い手ブレ補正効果と、1型センサーから生まれる一眼レフにも劣らない画質、チルト液晶で楽々ローアングル撮影など、一台で様々な撮影シーンに対応出来る、とても便利なカメラだと感じました。