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オリンパス STYLUS1s 使用レビュー

こんにちは。 鉄道ファンのカメラ担当 池田です。

今回は久しぶりにコンパクトデジカメの使用レビューをご紹介したいと思います。

そのカメラはオリンパス STYLUS(スタイラス)1sです。

STYLUS1S 外観①

高精細電子ビューファインダー(144万ドット)もついており、見た目はミラーレス一眼のOMシリーズにソックリです。実は見た目だけではありません。操作系ダイヤルやボタンなどもOMシリーズに良く似ています。ですからOMシリーズを愛用している方にはサブ機としてもオススメです。

電源を入れると・・・

STYLUS1S 外観②

付属の自動開閉レンズキャップが開き、レンズが前に出てきます。レンズキャップを落とすことがない安心の設計。これは嬉しいですね!

そして・・・

STYLUS1S 外観③

液晶は3.0型、104万画素のチルト式でハイアングルやローアングルの撮影も快適に行えます 。また、タッチシャッター対応にもなっています。

 

それではここで、上記以外のスペックを簡単にご紹介しておきます。

①1200万画素 1/1.7型CMOSセンサー。 

②ズーム全域F2.8 28-300mm(35mm換算)の10.7倍ズーム。

③レンズシフト式手ぶれ補正機能。

④重量402g、厚さ52mmのコンパクトボディ。

⑤最短撮影距離5cmのスーパーマクロ。

⑥秒間7コマの連写性能。

などなどです。

 

まずは、ズーム比較です。

STYLUS1S 広角

28mm相当で撮影。

そしてズームしていくと・・・

STYLUS1S 望遠

300mm相当で撮影。

ポートタワーがこんなにも大きく写すことができました。このカメラの一番の良さはこのズーム倍率です。これだけのズーム幅があると、いろんな撮影に対応できますよね。

 

ここからは実写レビューです。

ISO1600

ISO1600 手持ちで撮影。 神戸ハーバーランドにて。

センサーサイズは1/1.7型と一般的なコンパクトデジカメの1/2.3型より少し大きいので、高感度撮影もキレイなもんです。ISO1600は一眼を使用している方でも満足できる画質ではないでしょうか。

 

ISO3200

ISO3200 手持ち撮影。 神戸ハーバーランドにて。

さすがにノイズが目立ち始めますが、コンパクトデジカメということを考えるとかなり優秀です。

 

F2.8 ISO800② 10S

ISO800 F2.8 1/10秒で撮影。 神戸ハーバーランド。

かなり暗いシーンでしたが、F2.8というレンズの明るさもありISO800で撮影することができました。シャッタースピードは1/10秒とかなり遅めですが、手ブレすることはありませんでした。手ブレ補正も良く効いている証拠ですね。

 

F2.8 ISO200

ISO200 F2.8で撮影。 大阪ステーションシティにて。

広角側28mmでローアングルで被写体に寄って撮影しました。ローアングル撮影もチルト式液晶なので楽に撮影することができました。F2.8と開放での撮影ですが、コンパクトデジカメの特徴でもある被写界深度が深いということもあり、両方の雪だるまにピントが合っています。一眼でF2.8なら、まず両方には合いません。

 

F2.8 ISO200②

ISO200 F2.8で撮影。 大阪ステーションシティにて。

今度は少しズームをして全景を撮影。ここで見て頂きたいのが周辺の描写です。高倍率のズームレンズの場合、歪曲収差が出てしまうものですが、この写真からは歪みを確認することができません。一眼用レンズに開発された最先端技術のレンズを採用していることで、このような素晴らしい描写を実現しているのでしょう。

 

さてさて、ここからは青春18切符を利用して、北陸方面へ鉄道旅をしてきましたので、その時に撮影した写真をご覧いただければと思います。

旅の目的はコイツを捕獲(撮影)するためです。

F5.6 ISO400

そう「サロンカーなにわ」です。年に数回しか走らないこの列車がたまたま私の休みの日に走るということで、北陸遠征してきました。

上の写真は石川県大聖寺駅にてF5.6 ISO400で撮影しています。同じ場面をキヤノンの一眼レフでも撮影しましたが、普通に見る限りでは写りに大きな差を感じることはありませんでした。描写力は一眼並みと言っても良いでしょう。さらにオートフォーカスのスピードも速く快適で、まるでOM-Dで撮影しているような感覚でした。

そしてこのカメラの機動力を活かして次々と色んな角度から撮影していきます。

F5.6 ISO200

チルト液晶を活かして、ハイアングルで撮影したり・・・

 

F7.1 ISO800

ローアングルで撮影したりと、私の愛用している一眼レフでは撮影しにくい場面を切り撮っていきます。

 

F5.6 ISO640

旅の記念に駅名と一緒に撮影。このように手軽にスナップ写真が撮れるのもコンパクトデジカメ、STYLUS1sの良さですね。

 

大聖寺駅をあとにして向かったのが福井駅。

F2.8 ISO640

この駅で下車したのはご当地グルメを楽しむため。おろし蕎麦とソースかつ丼です。この写真は椅子に座りながら、チルト式液晶を使って腕を伸ばして撮影しています。液晶が動かないカメラでしたら、席を立って撮影しなければなりませんので、周りのお客様の目が気になりますよね。液晶が動くことがとてもありがたく感じたシーンです。

 

食べ終わって駅のホームへ行くと、先ほど撮影した「サロンカーなにわ」がまもなく入線とのこと。撮影することに。

F4.5 15S ISO800

暗いこともあり入線シーンは動画で撮影。そして停車してから客車を日頃は撮らないローアングルでF4.5 1/15秒 F800で撮影しました。動画はここにアップできませんが、通常動画に加えてタイムラプス動画なども撮ることができます。

そして団体客を乗せた列車は、ゆっくりと大阪へ向けて出発していきました。

私もあとの普通列車で大阪へ向かうと、途中でサロンカーを追いつき、そして追い越し、新大阪駅で通過シーンを撮影することができました。

F2.8 250S ISO1600

ISO1600 F2.8 1/250秒で撮影。 新大阪駅にて。

走行する列車を撮影するには、ギリギリのシャッタースピード1/250秒にセット。ノイズもあまり出てほしくないのでISOは1600。ここでもF2.8というレンズの明るさに助けられて、被写体ブレせずに撮影することができました。しかし、残念ながら機関車のライトが強すぎて、ゴーストが出てしまいました。レンズのコーティングはオリンパス自慢のZEROコーティングですので、悪くないはずなんですが・・・。条件が厳しかったのでしょうね。ちなみにこの写真は秒間7コマの連写機能で撮影した中の1枚です。

 

以上、またまた鉄道ネタの多いレビューとなりまして、鉄道に興味のない方にはつまらない内容だったかもしれませんね。

私は撮影に出かける際には、いつもメイン機となる一眼レフとサブ機としてミラーレス一眼を持っていきます。今回はサブ機であるミラーレス一眼の代わりにこのSTYLUS1sを持って行ったわけですが、十分その役割を果たしてくれたと思います。

オートフォーカスの速さ、描写力は一眼並み、そして高倍率ズームは便利の一言です。操作性も良く、快適に撮影が行えました。軽量コンパクトということで、旅カメラとしては最高だと思います。

センサーのサイズから一眼のような大きなボケを活かした写真は難しいですが、逆に開放のF2.8から深度の深い写真が撮れるのは記念写真を撮る上ではメリットにもなります。

ワンランク上のコンパクトデジカメ「STYLUS1s」、旅行には絶対オススメです!

 

この記事に関するお問い合わせは・・・カメラ担当 池田

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